音楽のことが続いてどうかと思うが、昨日埋もれたCDを探して聴いてみて、あまりに新鮮で
素晴らしかったので、今日も普段は全く聴かないベートーヴェンを選んでみた。
このピアノトリオ『大公』は、購入した当時の記憶がある。
日光にある金谷ホテルへ泊まりに行った時、コンサート付きで、その時の演目に含まれて
いたのがこの大公であった。
子供のときに聴いて以来全く縁遠かったので、予習のために買ったのを覚えている。
スピーカーを通して聴くのはおそらく初めてである。
ヴァイオリンも良いが、ヤン・パネンカのピアノが、まるで歌手が歌っているように聴こえる。
間の取り方が絶妙で、特に3楽章の変奏曲が素晴らしい。
クラシックは、ほぼ古楽しか聴かないせいか、今まで所謂『巨匠』タイプの人の演奏は、
ほとんど聴いてこなかった。
ひょっとして、新たな楽しみが増えたかもしれない。