Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 ワルザザート(Ouarzazate)

2012-01-15 15:21:29 | モロッコキャンピング 2012年

今朝はこの冬一番の寒さだった。キャンパーの中では一晩中電気ストーヴを入れて暖をとっているが、キャンパー内で10度、外はもちろん零下だった。又アトラス山脈に雪が積もって山越えできなかったらどうしようなどと心配してしまう。
砂漠地方は乾燥していて夜も夜露が降りるということがない。洗濯物は手絞りでも日中に数時間で乾いてしまうが一晩中夜空に干していても朝までには乾いてしまう。
昼と夜の温度差が激しく昨日の日中は20度を越えたが夜は零下だった。

昨日ガイドしてくれたドイツ人のイーナはこのオアシスキャンプサイトがとっても好きで、約束の4ヶ月が過ぎたらどうしようと心配していた。只ここで手に入らないのがチーズだというので、昨日お礼に冷蔵庫に保管していたチェダーチーズを封も切らないで丸ごろあげた。彼女の喜びよう・・・・。

今朝はサイトを去るときに彼女はカスバーへ行ってて別れが言えなかった。レセプションの男性にさよならを伝えて、この3日間をのんびり過ごしたサイトを後にした。

 

 


キャンプサイトからメインの道路までは3km、埃っぽい道を学校へ行くのか帰るのか若い学生たちが歩いている。モロッコ人は車がよけてくれると信じている風で道端へよけることがない。

 

 



 

 

  

アグデズの町から又北のワルザザートへ戻って明日は東へ向かう予定。今夜はワルザザートのキャンプサイトに停まるから急ぐ必要がない。岩山の大景観を見ながら途中で何度もカメラ休憩、アグデズへ来るときにしっかり写真を撮ったのに、反対方向へ行くと又新しい景色が見えてくる。

 

   


  

ワルザザートのサイトには12時過ぎに着き、午後はサイトから800メータ離れたところの大きなカスバーへ向かった。入場料一人20DH(約1.5ポンド)、ガイドは100DHというから断り、迷路のようなカスバーへ踏み入った。
一階は窓がなくて暗いし、上階へ行けば行くほどきれいな装飾の部屋が現れるのは昨日と同じ。アラブ模様のタイルも昨日アグデズのカスバーで見たのとよく似ている。大小さまざまな部屋とあちこちで行き止まりの廊下をさ迷い歩いてやっと元の入り口に帰ってきたが、昨日ほどの感激はなかった。この巨大なカスバーは今でも住人の居るところはドアを締め切って、観光客は一部しか見られないようになっている。
ここのほうが大きくて装飾も立派なのが多いが、結局カスバーは一軒見ればそれでいいのかもしれない。

 

 


そのまま町の中心スークのある広場まで行ったがここのスークはあまり活気がなく閉まっているのかと思った。あちこちから日本語の片言で、土産屋が声をかけてくる。いかに日本の観光客が多いのかよく判る。
ワルザザートは比較的新しい町できれいなホテルが並びレストランや、お菓子屋さんなどもあるからスーパーマーケットを探していったが、只一軒あるスーパーは小さくて、亭主が求めるブラウン・ブレッドがなかった。

 

 

キャンプサイトの近くの広場には野菜果物の出店が並び、ここで卵を10個買った。値段がわからないから10DHを渡したら自分で選んで袋に入れろという。

一番目に付いたのが中古車の部品のがらくた。まるでゴミ箱を空けたみたいだ。

コメント
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