Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ーカストロマリーム〈Castro Marim)

2016-07-25 13:43:09 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

一月半ばの極寒から一週間、晴天の続いたアルガーヴも曇りと雨の日が多くなってきた。2月初めの雨上がりの翌日電車でスペインの国境に近いカストロマリームへ歩きに行くことにした。ここは昨年も一度塩田の中を通ってフラミンゴの群れを写真に撮ったりしながら、2つある城塞の一つに上り(もう一つは閉まっていた)楽しんできたことがあった。このカストロマリームの町は電車の駅からは非常に遠く、2つ先のヴィラ・リアル駅のほうが距離としては町に近いという変則的な鉄道駅が設置されている。

この日はカストロマリームの駅で降りて、塩田沿いにヴィラリアルまで歩こうというもので、朝10時半過ぎの電車で20分、道路の真ん中が駅という変なカストロマリームの駅に降りたった。

 

 

 周囲は広々とした荒れ地と、反対側の遠くに一軒の農木、まだ芽も出ていないイチジク畑とバナナの大きな木が見える。一月からポルトガルは野生の花が満開で、特に今からはバミューダバタカップが野原一面を真っ黄色にそめあげる。

 

 

遠くからフーパーのフー・フー・フッ という独特の鳴き声が聞こえ、望遠で探したところ、遠くの農家のテレビアンテナの上に止まっているのが見えた。この鳥はポルトガルからフランスあたりまで広く分布しているが英国にはいない。

天気が良いから遠くのお城もよく見える。

 

 

水辺の周りや野原にはマーガレット様の白い花が群生している。これらがマーガレットと違うのは背丈がほとんどないくらい。上の黄色の花も奥の黄金色はマリーゴルドの群生で手前がバミューダバタカップが咲き乱れている。

 

 

 

フラミンゴの群れを期待していったのに近くで見られたのがトータル8羽だけでどれも片足で立ったまま頭を羽に埋めて昼寝中。遠くでガマが鳴くような声が聞こえるが、野生のアヒルらしい。

 

 

 

青空を飛ぶコウノトリは風に載ってグライダーのように旋回していて優雅な鳥だ。

 

  

 

塩田の片隅に巨大な塩の山があり大型トラックが行き来している。あの塩の山の坂道をトラックが昇るのだろう。

この丈の高い花はキャンプサイトにも一面に生えているがここの牧場では群生していた。一本づつではあまり写真にならない。

 

 

 

とうとうこの牧場でナルシシスの群生に出会った。この水仙もポルトガルの道端や岩山のいたるところに見られるが、こんなに群生したのはポルトガルで初めて見た。

 

  

 1月ごろに生まれたらしい子牛、私たちが珍しいらしい。

  

 

やっと巣に戻ってきた相手とくちばしをカチカチ鳴らして挨拶しているコウノトリの夫婦。

 

 

ポルトガルの一軒家でも庭が小さい家の屋上で飼われている犬は、屋上から道行く人に吠えまくる。

3時間近くも塩田の泥道を歩き回ったのにたった8羽のフラミンゴを見かけただけだった。午後4時過ぎ、ヴィラ・リアルから電車に乗り次のモンテ・ゴード駅とカストロマリームの駅の中間でフラミンゴの大きな群れを見た。もちろん走っている車中からでは写真も撮れず ガックリ。

 

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