Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ー再びポルトガルへ向かう フンダウ (Fundao)

2016-07-31 23:02:38 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 

 カセーレスから西の道路521へ向けて出発、カセーレスの郊外の村に巨石群と共生している村があった。その名をマルパーティーザ・デル・カセーレスという。道路脇や各自の庭にもどうしようもない大きな岩。この2つの岩は醜いアザラシの夫婦に見えないかしら。

 

  

 

 道端には可憐なけしの花盛り、また岩山の間一面、白いブルームの花で遠くから見ると全体が白っぽく見える。

 

 

 

亭主がミモザと間違えた花はコルク樫 で夏には巨大などんぐりになる。オルニャオのマーケットではこのどんぐりを売っていて、一度買って食べてみたが、渋みがあって特に美味しいものではなかった。

 

 

 

 まだポルトガルへ入る前のアルカンタラ(Alcantara)で巨大なダムと深い谷側にかかる立派な石造りの橋、その向こうの石の塔、天気は良くゆるぎない立派な橋に感激。ツバメが橋の下を行きかい道路も低空飛行で飛び回っていた。

 

 

 

この深い河はテージョ河、ポルトガルの首都リスボンの港に流れ込んでいる。

 

 

 雄大な景色に感激し、ここでコーヒーを飲んでゆっくりしようと休んでいたら、英語の話せるスペイン人夫妻が寄ってきて、この橋はローマー人が作ったものでスペインで一番高い橋だという。彼らはこの橋を見にわざわざここまで来たのだという。何も知らないでこんな素晴らしいところへたどり着けてなんてラッキーな私たち。

 

 

 対岸の教会や壁に囲まれた古い街が一角から見える。

 

 

 

 このあたりの乾燥した岩山では元気に生え茂っているのは黄色のブルームとラヴェンダーばかり。

 

 

 ポルトガルの村は南も北もほとんど変わらず白壁に赤い屋根。どこも絵になる風景。

 

 

山の急斜面一面に植えられたオリーヴの木は葉裏が銀色だから遠くからでもオリーヴの木は白っぽく見えてよく分かる。それにしてもこんな急斜面でどうやって収穫するのかとっても気になる。

 

今夜のキャンプサイトはフンダウ(Fundao)という町、ここは四方を山に囲まれた盆地にあり、あたり一面さくらんぼうの桜の花が満開だった。さくらんぼうの花はこんなに白いからどんなに多く花が咲いても、日本のソメイヨシノのような華やかさがない。

 

 

 

 

 

この町の産業はさくらんぼうの栽培であることが明らか。

 

 

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最後のキャンプ旅行ーカセーレスへ向かう

2016-07-31 19:49:58 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

。 

 

 4月2日、5か月間存分楽しんだポルトガルのキャンプサイトを後にカセーレスへ向かった。

ポルトガルとスペインの国境の町ヴィラ・リアルのスーパーマーケットでディーゼルを満タンにした。日曜日の朝8時半というのにスーパーが開いていたから最後のショッピングにと店内を物色し、ポークの大きな塊1.5㎏ 鳥の胸肉1㎏、生のタコ2.3㎏を買った。ポルトガルではポークが異常に安い。だから大きな塊を中華鍋に入れて周りにジャガイモやニンジン、野菜もいろいろ入れてしっかり蓋をして弱火で2時間くらい焼くと、水を一切入れなくても立派な夕食が出来上がる。

帰国の準備に冷凍庫の中には小さなヒラメ3㎏、サバ4匹、カツオ1匹、コイワシ2㎏、モンコイカ2はい、すべて解凍してすぐ料理できるように洗って中骨や頭をとってある。それで買った大きなタコもビニールの袋に入れて冷凍庫のスペースに押し込んだ。英国へもって帰ったら娘が喜ぶだろう。

 

ポルトガルとスペインの国境はこの大きな橋で、橋を渡ったところにユーロのマークにエスパニアと書かれた標識が立っている。今まで何度ここを通ったことだろう。

 

 

スペインの高速道路脇にはこのようなビニールハウスが延々と続いている。この冬南スペインでも異例の寒波に襲われ、輸出用の野菜がダメになってしまった。それで英国では特にレタスが値上がりし、品不足のため、一人一個だけしか買えなくなったそうな。

 

ポルトガルからセビリアへのまっすぐな高速道路脇は、ミモザの花盛り、もう終わりかけのもあるが、道路脇が華やいでいる。

 

 

 

セビリアからカセーレスへの道筋は、オリーヴ, コルク樫、ぶどう畑、などの農耕作地で、時々スペイン特産黒豚の養成所を見かけたりする。

 

  

 

 

 

この高速道路脇もシスタスの白い花が咲き誇っている。

 

 

 

この派手なピンクの花は南では見かけないが、カセーレスに近くなるとに道路脇を華やかに明るく彩る。

 

 

キャンパーの中の冷凍冷蔵庫は走っているときはエンジンの発電で、止まっているときはガスがついて冷凍し、サイトでメインの電気につなぐと一般家庭と同じように電気で作動する。ところがこの日ポルトガルで冷凍庫に入れたタコが柔らかいままで、凍らなかった。カセーレスのキャンプサイトで、冷凍冷蔵庫が壊れてしまったらしいことを発見し、今までの魚が全部だめになると心配した。

翌早朝、毎年行っているキャンパーの修理工場へ直行し、見てもらったところ、バッテリーにつながれている電線が焼けきれていた。すぐもっと太い線に変えてもらったところすぐに治って一安心。

でも昨日買ったタコは柔らかいままだったから、冷凍にするのは諦めて、高圧鍋にオリーヴ油と酢を入れて30分蒸し煮にした。ゆでだこは固いから亭主は喜ばないが、高圧窯で柔らかくすると喜んで食べる。この夕は野菜サラダに柔らかなタコのオリーヴ、酢の物 とってもおいしかった。娘にスカイプで話したところ、見てないからすぐ忘れることができると虚勢を張っていた。

 

このカセーレスのキャンプサイトはヨーロッパでただ一つ,各キャンパーの横にシャワーとトイレの小屋が設置されているユニークなサイトである。それに午後にはジャクジーがタダで1時間入って楽しめる。これは朝に予約しなければならない。

今回もこのカセーレスのサイトで2泊してしまった。

 

 

 

 

 

 

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