Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ー再び山へ

2016-07-30 21:08:01 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 4月1日、明日はこのタヴィラを去るという前日もう一度北の山の花を見に行こうとキャンパーを走らせた。

スペインからファーロへ向かう高速道路の北と南では地形が全く違い、野生の草花も種類が全く違う。高速道路のトンネルをくぐるとあたりは乾燥した岩山になり岩の割れ目や僅かな土に強靭な根を張るシスタスやラヴェンダー、これらは海岸線や農耕平野では見られない。

 

 

 

どこへ行く道なのかわからないが、この急坂の道の両側を覆うシスタスの白い花は見事というより形容しがたい。その白い花の間に黄色のゴースの花の塊や、紫色のラヴェンダーがアクセントになる。

 

 

野生のグラジオラスもちらほらみられるが、ラヴェンダーほど強力なインパクトはない。この地で野生の水仙やグラジオラス それにキンセンカ、ギリシャの野生のシクラメンや、クロッカスなどを見ると、現在の園芸種が地中海沿岸の野生植物から改良されたものかがよくわかる。

 

 

 

 

 

晴天のこの日、どこを見ても絵になりそうな素敵な景色を堪能し、帰国して遺書には私の死後は灰をこの山の花の間に撒いてほしいと書こうと思う。それも3月か4月でなければならない。

 

 

 

 

 

シスタスの新芽が生えだしている道端に今まで見たことのないかわいい花が咲いていた。いったいどれほどたくさんの珍しい花を見逃しているだろう。

 

見渡す限り一面のシスタスの花。

 

 

 

 

 

 

上2枚の写真はキャンプサイトの近くの野原一面に咲いている春菊かマーガレット様の花の間に星のように散らばるきれいな青の花が私のお気に入り。

 

 

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最後のキャンプ旅行ー腰痛

2016-07-30 18:09:45 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

マイクやペニー、メアリーたちが週末にこのサイトを出発して帰国の途に就いた翌月曜日、特別何かをした訳でも無いのに、急に腰が痛くなりキャンパーの床にまっすぐ寝て腰に丸めたタオルをあてがっていた(マイクが勧めてくれた腰痛解除の方法)ところあまりの痛さに歩けなくなってしまった。

まだ一週間はマルースとエドの3人でラジオ体操やストレッチをするつもりだったのに、とってもそれどころではない。体を動かさないで寝てばかり、それに強力な痛み止めで完全に便秘になり下剤や座薬を使っても解消しない。

四日目にマルースが特別強力な鎮痛剤をくれ、それが効いたのか4日目の午後からはシャワーに入れるくらいに回復し、5日目はマルース達が帰国していった。そして私の腰痛も随分緩和して便秘解消。亭主が大喜びして、ワインで乾杯しようかという。口では言わなかったけど随分心配していたらしい。

今年は腰痛、去年は右腕骨折、一昨年は亭主がアンドラで血尿のため入院し、その前には私がデンマークで盲腸の手術に入院した。毎年半年くらい旅をしているといろいろなことが起きる。

日本の新聞や、英国のテレビでも年寄りの(何歳くらいからが年寄というのかわからないが)運転事故が多くなって社会問題になっているという。日本の何処かの知事が80歳で運転免許証を返還したとか。わが亭主今年85歳で毎年何千キロもヨーロッパを走り回り、4月でキャンパーの保険が切れる。まだまだキャンパーで旅行したいのに諦めるしかない。

普通車の保険も免許も年齢制限がない。ペニーのお父さんは今年95歳で最近大きなメルセデス・ベンツの乗用車に買い替えたという。なかなか元気な人で90歳過ぎまで自家用ヨットで航海していたとのこと。年齢だけは個人差が激しいから、キャンパーの保険も医者の診断書で許可できないものだろうか。

今年の秋にはまたこのタヴィラのキャンプサイトへやってきたい。普通車でポルトガルへきて、キャラヴァンを買ってこのサイトへもってきてもらうという手もある。それでなければサイトの近くに家を借りて半年くらい住む。亭主は何とかなるさとあまり心配していない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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