ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

冨田の土人形

2015-03-02 01:37:08 | Weblog
いろいろな事情で名古屋へ行ったついでに

尾張一宮へも足を延ばしました。

悲しいこと、辛いことを抱えた旅でしたが

慰められたのは旅先の歴史資料館に飾られていた素朴な土人形のおひなさま。

そこで美術展をしていた地元の方と話が弾み、

雨の中駅まで送っていただいたりと、大変お世話になりました。

名乗り合うこともなく、こうした出会いが一期一会なのでしょう。

資料館に小林清親のパンフレットがあったので、

てっきり一宮出身なのかと思ってましたら、どうやら違ったようです。

ただ、小林清親は昨日のNHK日曜美術館で紹介されていて(次回は山下りん)、

4月からは練馬区立美術館で小林清親展が開催されるというので驚いたのなんの。

一宮でひとしきり話題になった小林清親を2日後のテレビで放送していて

やがては地元の美術館にやってくる…。

ところで、一宮へ行ったのは三岸節子ファンだからですが、

(前回は美術館滞在時間15分、今回はたっぷり鑑賞)

市川房枝さんの出身地であり、

河合玉堂しかり、山内一豊ゆかりとわかり

なんだかいろいろな刺激を受けました。

尾張一宮は

繊維工場ののこぎり屋根の残る懐かしいような街でしたが、

この10年ほどの間に駅舎はもちろん、

街並みがすっかり変ってしまって旅人としては不満。

木曽川だけですね、変わらないのは。