補助金不正受給とか、着服があったのなかったの以前に、現職国会議員が共済組合の組合長を勤めてる時点でアウトじゃないかと思うんですが、安倍政権のいわゆる“身体検査”ではそのへんは炙り出されなかったのかな。
それにしても、わずか8日で“前”農水相となった遠藤武彦という代議士先生、問題噴出してからまじまじとTVで見るようになったからそう思うのかもしれませんが、大臣任命どころか、「よくこの顔に投票する選挙民がいたもんだ」と思うくらいの人相の悪さです。山形2区、当選6回。謙信公の上杉家ゆかりの米沢市出身。地元の皆さんも苦々しく思っていることでしょう。
まぁねー、他人の顔や容姿について、ネットの片隅の無名ブログ上とはいえあんまり言うのもどうかと思いますが、この人、時代劇で言えば絵に描いた様な典型的な悪い商人顔。材木買い占めといて市中に火つけて焼け野原にして、復興特需で大儲けとか企てるようなヤツね。
それか、色ボケ金ボケなまぐさ僧侶。錣(しころ)付きの丸頭巾からあのスキンヘッドが出てきたらドンピシャ。時代劇にフレームレスの眼鏡はないけど、この人の場合、眼鏡を外したらもっとくっきりはっきり悪相になりそうなので、ますますドンピシャです。
そう言えば米沢は、忠臣蔵の敵役・吉良上野介義央(よしひさ)の妻(=藩主上杉綱勝の娘・三姫)を通じてのゆかりの地でもあります。そうか、前・農水相、上野介顔だったのだ。
たった8日間でも、やはりこれからメディアでは肩書きに“前農水相”“元ノウスイ相”って付けて名乗り続けるのかな。名乗るたびにリプレイされるのは何の業績でもなく、辞め方のみ。辛いところですね。
『金色の翼』第46話。
こちらで眼鏡と言えば絹子先生(高嶺ふぶきさん)。今日は眼鏡を本格的に外して迫田(片岡弘貴さん)覚醒作戦に着手しましたが、偶然テラスに立ち寄った修子(国分佐智子さん)の方に迫田の目が動いたのを、絹子先生逃さずキャッチしたかな。
今日惜しかったのは、鳥のアトリエで、帰京を渋る玖未と、栄子さん(増子倭文江さん)との押し問答を偶然聞いて娘の妊娠を知った奥寺(黒田アーサーさん)がテーブルの下から姿を現した瞬間の、玖未・栄子・迎えヘリ到着を告げに来た槙(高杉瑞穂さん)・玖未に同行するつもりで扉の外で待機していた修子、それぞれの表情をアップ高速切り返しで拾わなかったこと。
「病院?手術?赤ちゃん?産む?」と玖未の一語ごとに頭に血を昇らせて行く奥寺にカメラが寄る以上に、“この件が奥寺の耳に入ったらどうなるか”をそれぞれに怖れており、かつ“入ったら入ったことでの、自分にとっての失点をどうやって最小限に食い止めるか”“どうやってあわよくば有利に転じるか”を瞬時に計算する修子と槙の表情の変化に注目を集中させ、純粋に客への職業的な気遣いから慌てている栄子さんとの対比を強調してもらいたかった。
今作の演出陣3人衆の中では、今週担当の堀口明洋さん、全般に絵づくり・絵並べが、平板と言うか、良くも悪しくも素直、真っ正直に過ぎる。妊娠イベントがオモテ線なら、迫田の作為的?沈黙がウラ線に潜んで発火を待ち、物語が大きく転換点に来ている今週だけに、ちょっと心配な週初め。
あと、今日からOPテーマ曲『BAMBOLEO』が日本語ヴァージョンに変わりました。韓国人女性アーティストminkさんの歌唱力に文句はないのですが、日本語になると、韓国人独特の日本語発音&ハスキーヴォイスからくる歌詞聴き取り辛さと、原詞のペシミスティックな含意に比べての、詞自体の緩さ甘さばかりが気になって、これは最終回まで原詞のままのほうがよかったな。好みの問題ですけどね。
19日リリース予定のサウンドトラックCDにも収録されるそうです。でも日本語詞版と原詞版、2曲分トラックを占めたりしたら、何か損した気がしそう。サントラで聴きたいのは、あくまで岩本正樹さんのBGMだけなんですけど。
BAMBOLEOはやっぱりジプシーキングスじゃないと。…ってそれ言ったらOP自体全否定になっちゃうか。