昨夜『くりぃむナントカ』(23:15~)を出会いがしらに観たら、なんだかプチ懐かしい顔ぶれが揃っていました。
MCのくりぃむしちゅーと、ハリセンボン以外は00~01年頃、『爆笑オンエアバトル』をいちばん熱入れて見ていた時期の常連さん。
品川庄司が2人並んでいるのを見るのが久しぶりだし、スピードワゴン潤ちゃんは何かダチョウ倶楽部上島みたいな妙なキレ泣きキャラになっていて、独走で海焼け赤銅色の小沢さんとほとんどコンビじゃないみたいな空気感に。「激ダイエット中」とか、ドコ目指してるのかわからない発言も。夫婦仲とか大丈夫なのかしら。
ルックス的にはブラックマヨネーズ小杉の急速膨張はタカトシのタカどころじゃないですね。吉田もブツブツのままちょっと白く粉っぽくなっている。ブサイクが売りなりにキレイめにしようとして、こちらもちょっとドコへ向かってるのかわからなくなりかけている。
夏前頃の『誰でもピカソ』で「仮歯王子です」と剥いて見せていたチュートリアル福田は、もう本歯になったかな。徳井のイケメン押し進行の裏を縫うように、福田は結構、成功裡にキレイめになってきてます。
そんな中、独特のしらじらしい芸風を保っているおぎやはぎ、バナナマンにひと安心。バナナ日村は一時ちょっと絞りかけたけど、喉の辺りとか軽くリバウンド気味かな。いま程度なら許容範囲。
むずかしいですよね。ぽっちゃりがトレードマークのタレントさんは、痩せてヘルシーになったり、カッコよくなったりするとイメージが違って「どう消費すれば?」とかえって観てて迷うし、逆に、増量一方だとそれはそれで「死ぬだろ」と心配になる。
そう言えばバナナ、おぎやは01年『オンバト』当地収録で月河も玉入れて来ました(結果はバナナがオン、おぎやオフ)。同ステージで出ていたアメリカザリガニ、はなわはいま何処に。
さらに、すでに“ベテランの若手”の域に入ったますだおかだ、おかだの空回りを推進力に据えた芸風の、磐石の安定感。要所でちゃんとますだの“耳の良さ”を活かしたモノマネネタも入るし、“安心して見ていられる”ってのはこういうのを言うんでしょうね。
M‐1チャンプ歴代OBたちからも「さすが!」の声が上がってました。
全体にはくりぃむの、室温を必要以上に上げない仕切りの健在ぶりを確認して就眠。そう言えば“ベタドラマ”とか結構面白かったんだな。『超星神グランセイザー』のセイザーゴルビオン岡田秀樹さんや、昼ドラ『新・風のロンド』『麗わしき鬼』の村井美樹さんなど、シリアスな本職俳優さんたちもご出演で盛り上げてくれてました。この時間帯のテレ朝バラエティ、『内P』終了後はご無沙汰だったんですが、平日リアルタイムで観られる貴重な時間帯。また復帰してみるか。
でも、昼ドラのリプレイもこの時間、毎日忙しいしな。
その『金色の翼』第47話。
いままで一度もこのドラマを観たことがなくて、今日、偶然在宅で「TVでも見るか…おっジプキンの曲流れてるな」とチャンネルを合わせた人は、“ホテル従業員と客の富豪未亡人の屈折した恋愛ドラマ”とは99%思わなかったでしょう。“何かホテルみたいな、カネかかったペンションみたいなところにいわくありげな人たちが集まって、孕ませたとか株がどうこうとか駆け引きしてる話”としか映らなかったのでは。
この終盤へ来て、最近でいちばん“恋愛色”の薄い回でした。“遅れて来たビギナー”の視聴者なら、ラストの、槙が修子の手を握ろうとして、修子が握り返したそうにして結局振りほどいて出て行くシーンで初めて「ああ、この2人がデキてる、あるいはデキそうになってるのか」と察したことでしょう。
そういう大きなお友達には、できればここから本格参入して最終回まで月河ともご一緒してもらいたいのですが、下半期に向かって就職活動とかも忙しいだろうしな。
そうこうしてるうちに、次期、10月からのこの枠のドラマも発表になっています。
『愛の迷宮』。ちょっとタイトルがそれこそベタで新鮮味に欠けるのが気になりますが、昼ドラ初参戦の宮本真希さんをヒロインに、なかなかの意欲作のようです。
宮本さんと言えば、“斐貴(ひだか)きら”の芸名で宝塚歌劇団娘役としてもご活躍。同期の紺野まひるさん、月船さららさん等と一緒に、商品名思い出せませんがヘアケア製品のCMにもういういしいジェンヌ姿で出演されていました。
宝塚娘役さんの系譜上もいろいろなタイプがあって、宮本さんは、たとえばNHK朝ドラ『ぴあの』の純名里沙(現・りさ)さん、最近映画『武士の一分』での木村拓哉さん妻役や“金麦”CMでブレイク中の檀れいさんにもつながる、“美人ちゃ美人、カワイイっちゃ可愛いんだけど、セクシーの匂いがなく、微妙にイマ風ではない”、言わば“息子の嫁推奨”タイプ。
ついでながら、たとえば同期の前出・紺野まひるさんや、昼ドラつながりで『新・愛の嵐』の千ほさち(現・森ほさち)さんなどは、美人な中にも高貴さが前面に出て、微量キッツイ“驕慢王女系”。現・中山秀征さん夫人の白城あやかさんや、天海祐希さんの相手役だった麻乃佳世さん等もこのグループか。
両方併せ持って、“和もの”風味もある花總まりさん、映美くららさん、風花舞さん、渚あきさん辺りは“お内裏様に添うお雛様系”。
宝塚の舞台は年数回のNHKBS‐2ぐらいしか観る機会がないので、ほとんどご卒業後のお仕事のイメージで書いてますが、正統派ファンの皆さんにはご無礼かも。
とりあえず、昼ドラならば“翻弄され闘う”ヒロインぶりが要求されるステージなので、宮本さんには期待してます、というところで本日の締め。