昨日の夜ドラマスペシャル『生きる』を観たウチの高齢家族に、今日「あの細面の、地味な顔立ちの俳優さんは、東南アジア、フィリピン系か何かの混血児(←“コンケツジ”って日本語も久しぶり)なのか」と訊かれました。
「あの顔と体格で“ユースケ・サンタマリア”とは珍しい」
……今日び、まだそこに引っかかる人もいるか。
月河も正確なところを知らないので、「雑誌、たぶん『噂の眞相』で読んだんだと思うけど」と前置きエクスキューズしてから、「確か沖縄出身で、本名が“玉里谷(たまりや)裕介”なので、自分で自分に“さん付け”して“たまりやゆうすけさん”を並べ替えてああ名乗っているらしい」と、大ウソ教えてしまった(倒)。
「そうか、沖縄出身にしても地味な顔立ちだ」
「沖縄にはいろんな人がいますからね。SPEEDって女の子4人グループ覚えてますか、顔の感じバラバラだったでしょう」
「確かにまちまちだった、でも、3人じゃなかったか」
「それはたぶんキャンディーズでしょう」
「そんな気もする」
…とりあえず、ユースケさんがなかなか味のある役者だった、という着地点は押さえましたので、誰も傷つかないでしょう(ホントか)。
『噂眞』の連載ページで、漫画家の高橋春男さんがこのネタ書いてたはずです。満更、根拠がないわけではない(どこが)。
『金色の翼』第51話。
絹子刑事(高嶺ふぶきさん)は迫田(片岡弘貴さん)転落が事故ではなく、事件であり、いちばん容疑濃厚なのは修子(国分佐智子さん)とすでに目星はつけています。
ただ、槙(高杉瑞穂さん)兄の恋人の持ち物だったロケットがなぜ転落現場で見つかったのか、「それを明らかにすれば8年前の(槙兄恋人殺害)事件にもけりをつけられる」との読みが、視聴者からするとズレているんだな。
それは修子による偽装工作にすぎないのですが、絹子はそこまで読んでいるかどうか。
槙が「5年前にひそかに兄と会ったときにロケットを託された」というのも、彼ひとりが修子ひとりに言っているだけだし、本当のところは、それこそ裏付けがないわけです。
絹子刑事、セツ(剣幸さん)に、鳥のアトリエが5年前の改修時から手つかずだということをしつこく確認し「人をかくまうのにはぴったり」とカマかけていましたが、槙兄が5年間、トゲトゲの被り物かぶってサボテンになりすまして潜伏してた、なんて種明かしだったら笑うな。