イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

サンセイドー ブンメイドー

2007-09-21 23:48:12 | スポーツ

今日は朝、出かけるときは鉛色重めの雲が垂れ込めて、念のため折りたたみ傘を持って出たら、会社に向かう途中で早くも雲は切れ青空、晴れ優勢となり「ムダな荷物だったな」と思ったら、昼前にはカンカン照り。

「傘は傘でも日傘持って来たほうがよかったね」「私も」と話していたら、みるみるうちに南東の強風が吹いて来て、日傘さしたって飛ばされちゃいそう、しかも気温は真夏日、という、いったいオマエどうしたいのよ?あーん?って空に向かってガンたれたくなる天候の一日でした。

この変わり身の早さが秋の訪れ。たぶん傘のお忘れ物率も今年一番だったのではないでしょうか。

めっきり早くなった日没後は一気に肌寒くなります。当地は暑いにつけ寒いにつけ“まあまあ”“そこそこ”っちゅうことがないのよね。暑いってばガチ暑いし、寒いっつったらトコトン寒い。大陸性気候ってやつですな。

早めに帰宅すると高齢家族が大相撲本日結びの一番を視聴中。目下のところ一人横綱の白鵬と“ゴウエイドー”という出版社の様な、書店の様な、はたまたカステラ屋さんの様な四股名の若手くん。

最近ちょっと白鵬のキャラ、て言うか佇まいも変わってきた様な気がします

さすがに“アノ人”ほどじゃないけど、仕切のはしばしや、勝って勝ち名乗りの場所(何て言うの?)に戻るときに、一瞬「ふんっ」「けっ」てな目つきやアゴつきをすることがある。

同じ国出身の安馬や旭天鵬、時天空らには見られない目つきなので、ナショナリティ的なものではまったく無いと思う。

やっぱり“横綱”という地位、ポジションに、何かの“魔”が潜んでいるのでしょう。こればっかりは、その地位に座ってみた人でないとわからないし、座ったことない人に「これこれこういう“魔”だよ」と説明することもできないのだろうな。

あー、そんなことより、今日は『金色の翼』60話。

録画できなかった昨日59話に、セツ(剣幸さん)が自爆テロでも仕掛けて海と空のホテルが八つ墓村化してやしまいかと思ったのですが、冷静に理生(肘井美佳さん)に今後を託す姿が見られてひと安心。

そして、迫田(片岡弘貴さん)の「あの女はセニョーラではない」発言の真相。

実は、迫田が日ノ原夫人のことだと信じていた“日ノ原氏が愛した、飛行機にも見える鳥の翼を広げた形の火傷痕のある”愛人とは、玻留(倉貫匡弘さん)だったのです。

それが次第に明らかになる過程で槙(高杉瑞穂さん)が「俺の知る日ノ原夫人には、どこにも火傷の痕なんて無い」ときっぱり言い切れる自信を見るにつけ、そりゃあんだけ真っ裸で白昼抱き合えばねえ…33話アバンタイトルの百合まみれ畳上爆睡姿を思い浮かべて卑猥な微笑が浮かんだりもするわけですが、そうか、玻留がねえ。

49話で奥寺(黒田アーサーさん)に手ひどい仕返しを遂げて傷心の帰宅後、修子が槙に回想した「親戚の家で年上の従兄が中学生だった私につきまとって、“言うことをきかないと弟をこうする”とあてつけに小学生の玻留を裸にしてぶった」「玻留は涙でぐしゃぐしゃになりながら私を守ろうと従兄につかみかかったけれど、かなうはずもなかった」という辛いエピソードは、あの時点では修子が“自分のオンナとしての商品価値”を意識した契機として重要だなと思ったのですが、もうひとつ“玻留の掘られ体質”を暗示する挿話でもあったのだなあ。

しかも修子はもうひとつ槙に打ち明けました。修子と玻留は家を焼かれ両親を失った孤独な境遇を慰め合ううちに、姉弟の一線を越えていた。

とりあえず18話の東京デートで修子が初めて槙に語った過去話も、49話でのそれも、端折ってあるだけで嘘ではなかったことになりますが、玻留の子を妊娠した玖未に、修子が頑強に「産んではいけない」と反対したこと、玻留の理生への「もう少し早く理生さんに会ってれば、俺の人生も違っていたかも」など、いま思えば一線越えフラグはずいぶん立ってたわけで、改めて修子の口から聞いてもそれほど唐突ではないのが不思議なほど。

“異性きょうだい(異母・異父含む)が男女関係”は昼ドラの定番モチーフですが、これだけエグみの少ない、ひたすら悲しく傷ましいだけの地合いでこのベタ中のベタモチーフを織り込めた脚本の力はある意味すごい。

しかし、それにつけても、未録画未視聴の昨日放送分ストーリーを読むために、今日は公式サイトにじっくり滞在したのですが、ストーリートップページに来ている24日(月・祝)放送予定61話のサブタイが『告白』。

コレ、迫田転落直前の29話とサブタイまったく同じ。修子さんってば、いったい何回告白すれば気が済むんだと(爆)。

槙「玻留はなぜそうまでしてオマエを守ろうとする?俺だってオマエを守りたいんだもん」…語尾の“もん”は月河の脳内だけで付いたのですが、コレ、槙の愛がどんだけ強かろうと、それでどうこうできる問題じゃない気がする。愛をふりかざすほど、修子は引いて行くでしょう。

がんじがらめのゴルディオスの結び目を解くには、修子がみずからアレキサンダー大王にならないと。

結局、槙が後半に行けば行くほどサエない男に見えてきたのは、それなりの理由があったみたい。翼を持ち得るか得ないか、それは修子の心ひとつなのです。

コメント
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