林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

ゆったり会津東武フリーパスの旅3.

2015-06-04 | 鉄道・旅行
 3.茅葺き屋根の駅舎と偶然の「East i-D」

芦ノ牧温泉を12:033発の下り浅草方面行きの列車に乗り込み、15分の旅で湯野上温泉に行く。
湯野上温泉駅に来るのがこの駅取材は今回の旅の大きな目的のひとつ。
ここは藁葺き屋根の駅舎が特徴的で、駅舎では久大本線豊後中村と湯野上温泉のみである。
茅葺き屋根だけではなく、駅舎内には囲炉裏もあり、茅の虫除けのために火も入れられている。
また駅舎の隣には足湯まで設置されていた。
湯野上温泉駅は上下線の列車交換駅でもあり、下り列車は11:18に到着して上り列車の到着を待つ。



上り列車は12:28に到着予定で、時間に駅取材して到着した会津若松行きに乗り込む。
到着後も暫く停車し、下り列車は12:35に湯野上温泉を出発する。
会津鉄道は西若松でJR只見線に接続し、そのまま乗り入れて会津若松まで行く。
本当は西若松で下車して駅取材し、30分の乗り換え時間で浅草方面の列車に乗り込む予定になっていたが、
西若松で下車せずに…というか、寝過ごして降り損ない、会津若松まで行ってしまう。
ダイヤは確認していないが西若松から会津若松までは2駅で、
しかも只見線は単線のためにすれ違うとしても交換駅になる筈だった。
上手くいけば磐越西線郡山から会津若松までを結ぶ観光列車「フルーティア」を見られるかもしれない。
この目算はさすがに甘く、「フルーティア」は休日しか運行されず、平日は扇形庫の中に眠っている。
その代わり、それ以上の収穫があった。
非電化区間の総合兼測車「East i-D」が側線に停まっていたのである。



「East i-D」はキヤE193系検測用気動車で2002年に完成し、秋田車両センターに配置されている。
検測車は線路や架線などの地上設備を走行しながら検束する車両で、
新幹線でいえば「ドクターイエロー」にあたる車両のことである。
JR東日本では新幹線用にE3系改造のE926形「East i」、電化狭軌区間用のE491系「East i-E」、
非電化狭軌区間用のキヤE193系「East i-D」を所有している。
検測車は通常のダイヤに組み込まれておらず、すべてが臨時運転のため、狙って撮れるものではない。
偶然遭遇するしかないのである。
「East i-E」は幕張車両センターやJR幕張駅側線で目撃したことがあるが、
非電化区間が近くにないためにキヤE193系「East i-D」は今まで見掛けたこともなかった。
会津若松に到着したのが13:25で、その列車が折り返し13:41会津田島行きとなる。
平日だったがゴールデンウィーク期間中ということで、「お座トロ展望列車会津浪漫森号」が運行されていた。
展望車AT-401「風展望」+トロッコ車両AT-351+お座敷列車AT-103「会津浪漫」で、
これを取材したかったが「お座トロ展望列車会津浪漫森号」を待って発車だったため断念した。
コメント
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