林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

横須賀中央「横須賀海軍カレー本舗」

2016-05-16 | 飲食店
4月16日土曜日に京浜急行の「三浦半島1DAYきっぷ」を利用し、
未乗車区間の乗り潰しに挑戦したが、
その昼食に行ったのが横須賀中央の「横須賀海軍カレー本舗」である。
横須賀は日本のカレーライス発祥の地として有名であるが、
その拠点として2005年4月にオープンしたのが「横須賀海軍カレー本舗」である。



1階は売店、2階がレストランになっていて、
レストラン開店時間の11:00a.m.過ぎに行ったら既に満席に近かった。
それだけ有名で利用客も多いのだろう。
それでも何とか大テーブルの席に座ることが出来て、
よこすか海軍カレースペシャルビーフ1,300円をオーダーする。
テーブルに敷かれていた紙には「よこすか海軍カレー」の誕生秘話が書かれていた。
それによると海上自衛隊横須賀地方総監のお別れパーティーの席上で、
「呉市と舞鶴市の肉じゃが本家争い」の話題がのぼり、
海軍の街である横須賀でカレー発信の地として地域の活性化を図ってみてはどうかとなり、
市役所や商工会議所、さらには海上自衛隊が一体となって当時の味の再現に取り組み、
2001年に「よこすか海軍カレー」が商標登録になったとのこと。
「よこすか海軍カレー」は1908年に記された「海軍割烹術参考書」の、
カレイライスの作り方を忠実に再現したということである。
読んでいる途中でサラダと牛乳とお新香が運ばれてくる。



牛乳が付くというもの普通のカレー屋さんなら珍しいが、
海軍が兵士の栄養不足を考慮してカレーには牛乳という取り合わせを決めたのだろう。
因みにお新香の皿に一緒に乗っているのはチャツネである。
チャツネとは豆などを原料に造られたペースト状の調味料のことだそうである。
サラダを食べ終わる頃に漸くカレーが提供される。



カレーはチキンかビーフから選べるようになっていて、ビーフを選択した。
ライスとカレーが別々に供され、自分でレードルでお皿のライスにかけるようになっている。
実際にカレーを掛けてみるとこんな感じ。



野菜も牛肉も小さめに切られており、食べやすいように工夫されている。
カレーの味は敢えて云うなら「昔ながらの…」という形容詞がふさわしいかと思う。
今の専門店や洋食店のカレーから比べると、正直云って見劣りするが、
それでもその歴史的価値を考えると一度は食べておくべきではないかと思う。
カレーが食べ終わるとコーヒーが出てくる。



コーヒーも正確には海軍珈琲という名称になっており、ホットかアイスの選択が出来る。
また海軍珈琲は海軍紅茶に変更も可能だという。
本格的なコーヒーは食後のホッとした時間を愉しむのに良い。
コメント
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