3.買い損なった駅弁と千葉あずさの徐行運転-旅の始まり
旅行予定の4月28日土曜日も翌日の29日日曜日も、
天気予報では良い天気になっていて、実際当日になっても予報は変わらなかった。
当日朝は5:00a.m.に起床し、06:00の総武緩行線千葉行きを待つ。
駅に向かう途中、ちょうど幕張車両センターに留置されていたE257系が入線してきて、
JR幕張駅の側線に留置され、快速線の空きを待っていた。
そのまま千葉まで回送され、西千葉駅付近の留置線に留置される。
緩行線下り列車の方が先に千葉に到着し、8番線で列車の到着を待つことにする。
事前に購入できれば駅弁を購入しようと思ったが、開いている店はなかった。
特急「あずさ3号」用のE257系は6:29a.m.頃入線してきた。
これに乗り込んで終点の南小谷を目指すのだが、乗車時間は5時間5分にもなる。
そのためグリーン車を予約したのだが、それでもやはり長すぎた。
特急「あずさ3号」を千葉発で乗ったため、
切符は幕張から千葉までと千葉から糸魚川までに分かれて発券されている。
指定席に乗った場合は検札は省略される。
朝食用の駅弁を購入し損なったので車内販売で購入しようと思ったが、
車販が乗車してくるのは新宿からだと車掌から車内放送があった。
「とほほ・・・。」という気持ちのまま車窓を眺めていた。
千葉発の特急「あずさ3号」は総武快速線の線路を錦糸町まで進み、
総武快速線が東京トンネルに入る前に総武緩行線に転線し、御茶ノ水まで行く。
御茶ノ水から中央快速線の線路を三鷹まで行き、
三鷹からは快速線と緩行線の複々線から複線となる。
錦糸町から御茶ノ水までは総武緩行線の列車が走っているため、
駅に停車しない特急「あずさ3号」は徐行して前後の間隔を調整する。
以前、183系及び189系を使用していた時代は秋葉原に停車して調整していたが、
E257系は附属編成と併せて11両編成のため、
10両編成対応の総武緩行線秋葉原駅のホームには停車できない。
新宿からは車内販売のワゴンが乗車してきたが、
車内でうとうとしてしまい最初の訪問時には買いそびれてしまった。
結局朝食の駅弁「深川めし」900円を購入できたのは、列車が石和温泉駅に到着する頃だった。