14.花咲線の夜と根室名物“エスカロップ”
結局、昼食を喰う事も出来ずに15:03に釧路に到着する。
この駅には駅蕎麦はなく、代わりに「汽風(きっぷ)」という店名の、
ラーメン店が駅舎内に入っている。
ここで味噌ラーメン(普通)\580を喰う。
この駅での乗り換え時間は1時間11分で、少し時間を持て余す。
予定では駅弁「春採そばずし」を購入し、
今夜のホテルに持ち込んでつまみにしようかと思っていたが、売っていなかった。
ここから今夜のホテルのある根室までは根室本線で2時間40分の旅となる。
根室本線は滝川から富良野、新得を経て帯広、釧路から根室に至るまでの443.8kmであるが、
特に釧路から根室に至るローカル路線には“花咲線”の愛称が付けられている。
キハ54形500番台が充当されていた。
花咲線の列車は16:14発で、この時間はもう既に太陽が傾いていて、
走っているうちに完全に夜になってしまった。
しかも平日で高校の下校時間と重なってしまったため、車内は混雑していた。
途中、厚岸に25分停車してこの時間に駅取材をしたが、完全に夜撮になってしまった。
因みに「厚岸」は「あっけし」と読む。
ここもアイヌ語に由来するために漢字は当て字である。
すれ違いの列車が遅れているため、この駅の出発が8分遅れになってしまった。
しかし根室に到着した時にはほぼ定刻通りの時間になっていた。
7:00p.m.前に根室駅に到着し、ここからホテルまで歩く。
少し歩いてホテルに到着し、チェックインする。
ここはビジネスホテルではなく、一般的な観光ホテルとなっている。
そのため支払いはチェックアウトの時との事。
7:30p.m.に夕食の予約を入れて部屋に行って少しゆっくりし、1階の売店に行く。
ホテルの近くにコンビニがないため、
今夜のつまみとしてオランダせんべいや塩チョコレートなどを購入する。
“オランダせんべい”は根室で有名なお菓子で、
小麦粉、砂糖、塩、重曹などを焼いて作られたもので、円形をしている。
煎餅という名称であるが、しんなりしていて独特の噛み心地がある。
根室では有名だが、北海道の他の地域ではほとんど知られていないという。
時間になって5階の「スカイラウンジ」に行く。
今回は夕食付きのプランで、根室名物のエスカロップが付いている。
“エスカロップ”は根室名物の洋食で、
バターライスの上にカツレツを載せ、上からデミグラスソースをかけたものである。
“バターライス”も“カツレツ”も“デミグラスソース”も特別珍しいものではないが、
この組み合わせは何だかありそうでなかった。
北海道でも根室だけで有名で、ほかの地域ではほとんど知られていないという。
“エスカロップ”の語源はフランス語の“escalope(エスカロープ)”から来ているといい、
「肉の薄切り」の意味だそうである。
バターライスを用いるのを「白エスカ」といい、別にケチャップライスを用いる「赤エスカ」もあるそうだ。
根室での知名度、普及度は高いが、ほかの地域では全く知られていない。
“オランダせんべい”もそうだが、根室は北海道の中でも独自の食文化が展開しているようである。
北海道の最南端であり、釧路湿原などで他の地域と隔離されているのが原因なのであろうか。
ドリンクにビール(中ジョッキ)\630をオーダーする。
このスカイラウンジにはほかに客が全くおらず、今日チェックインしてからほかの客に全く会っていない。
まさかこのホテルに泊まっているのが自分一人という事はあるまいか。
季節的にはオフシーズンだが、それでも根室観光をする人が全くいないという事はあるまい。
ちょっと不安になりながらもエスカロップを完食し、
自販でビールを買ってホテルの部屋に戻り、オランダせんべいをつまみに飲む。
2008/12/06 17:30
画像:根室グランドホテル「スカイラウンジ」の“エスカロップ” 撮影時刻 2008/11/14 19:36:27
結局、昼食を喰う事も出来ずに15:03に釧路に到着する。
この駅には駅蕎麦はなく、代わりに「汽風(きっぷ)」という店名の、
ラーメン店が駅舎内に入っている。
ここで味噌ラーメン(普通)\580を喰う。
この駅での乗り換え時間は1時間11分で、少し時間を持て余す。
予定では駅弁「春採そばずし」を購入し、
今夜のホテルに持ち込んでつまみにしようかと思っていたが、売っていなかった。
ここから今夜のホテルのある根室までは根室本線で2時間40分の旅となる。
根室本線は滝川から富良野、新得を経て帯広、釧路から根室に至るまでの443.8kmであるが、
特に釧路から根室に至るローカル路線には“花咲線”の愛称が付けられている。
キハ54形500番台が充当されていた。
花咲線の列車は16:14発で、この時間はもう既に太陽が傾いていて、
走っているうちに完全に夜になってしまった。
しかも平日で高校の下校時間と重なってしまったため、車内は混雑していた。
途中、厚岸に25分停車してこの時間に駅取材をしたが、完全に夜撮になってしまった。
因みに「厚岸」は「あっけし」と読む。
ここもアイヌ語に由来するために漢字は当て字である。
すれ違いの列車が遅れているため、この駅の出発が8分遅れになってしまった。
しかし根室に到着した時にはほぼ定刻通りの時間になっていた。
7:00p.m.前に根室駅に到着し、ここからホテルまで歩く。
少し歩いてホテルに到着し、チェックインする。
ここはビジネスホテルではなく、一般的な観光ホテルとなっている。
そのため支払いはチェックアウトの時との事。
7:30p.m.に夕食の予約を入れて部屋に行って少しゆっくりし、1階の売店に行く。
ホテルの近くにコンビニがないため、
今夜のつまみとしてオランダせんべいや塩チョコレートなどを購入する。
“オランダせんべい”は根室で有名なお菓子で、
小麦粉、砂糖、塩、重曹などを焼いて作られたもので、円形をしている。
煎餅という名称であるが、しんなりしていて独特の噛み心地がある。
根室では有名だが、北海道の他の地域ではほとんど知られていないという。
時間になって5階の「スカイラウンジ」に行く。
今回は夕食付きのプランで、根室名物のエスカロップが付いている。
“エスカロップ”は根室名物の洋食で、
バターライスの上にカツレツを載せ、上からデミグラスソースをかけたものである。
“バターライス”も“カツレツ”も“デミグラスソース”も特別珍しいものではないが、
この組み合わせは何だかありそうでなかった。
北海道でも根室だけで有名で、ほかの地域ではほとんど知られていないという。
“エスカロップ”の語源はフランス語の“escalope(エスカロープ)”から来ているといい、
「肉の薄切り」の意味だそうである。
バターライスを用いるのを「白エスカ」といい、別にケチャップライスを用いる「赤エスカ」もあるそうだ。
根室での知名度、普及度は高いが、ほかの地域では全く知られていない。
“オランダせんべい”もそうだが、根室は北海道の中でも独自の食文化が展開しているようである。
北海道の最南端であり、釧路湿原などで他の地域と隔離されているのが原因なのであろうか。
ドリンクにビール(中ジョッキ)\630をオーダーする。
このスカイラウンジにはほかに客が全くおらず、今日チェックインしてからほかの客に全く会っていない。
まさかこのホテルに泊まっているのが自分一人という事はあるまいか。
季節的にはオフシーズンだが、それでも根室観光をする人が全くいないという事はあるまい。
ちょっと不安になりながらもエスカロップを完食し、
自販でビールを買ってホテルの部屋に戻り、オランダせんべいをつまみに飲む。
2008/12/06 17:30
画像:根室グランドホテル「スカイラウンジ」の“エスカロップ” 撮影時刻 2008/11/14 19:36:27