7.石巻線と前谷地からの気仙沼線BRT
小牛田で52分、駅取材や車両取材を楽しみ、
09:27発の石巻線女川行きに乗り込んだ。
石巻線の前谷地は気仙沼線との分岐駅である。
18分の乗車で09:45に到着する。
気仙沼線は前谷地が起点だが、運用上は石巻線に乗り入れ、
運用上は小牛田が起点となっており、BRT化された柳津まで結ぶ。
気仙沼線BRTは柳津から気仙沼までの区間となっており、
気仙沼で同じくBRT化された大船渡線に接続する。
BRTはバス車体を使用しているため、専用区間以外は、
路線バスとして運用される。
気仙沼線は前谷地から柳津までは鉄道線として復興しているが、
一部のBRTは柳津からノンストップで前谷地まで繋いでいる。
今回は前谷地から柳津までの区間もBRTで移動、
柳津ではそのまま通り過ぎて志津川まで行くことにする。
JR前谷地駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する石巻線の駅である。
石巻線のほか、気仙沼線の起点駅でもある。
駅舎に隣接する単式ホームは1番線は石巻線上り小牛田方面、
島式ホームの2番線は石巻線下り女川方面と気仙沼線柳津方面が使用、
3番線は気仙沼線上下線や気仙沼線が使用、
前谷地始発列車も3番線を使用し、単式ホームとは跨線橋で結ばれている。
柳津が起点だった気仙沼線BRTの一部が、
2015年6月27日に前谷地まで延伸され、駅前に乗り場が出来た。
前谷地での乗り換え時間は30分で、
その間に上り石巻線の車両取材して、バスの出発を待った。
前谷地発車は10:15で、BRTに乗車する。
乗り込んだ客は自分一人で、実質的貸し切り状態だった。
ここから前谷地から柳津までは鉄道線が復活しているため、
BRTはノンストップで一般道を走行し、途中駅は通過する。
柳津からは専用道に入り、陸前戸倉までは専用道を通行する。
この区間は前回大船渡線BRTと気仙沼線BRTを完乗した時に、
自動運転実証実験中のために通行止めとなっていて、
一般道で走行した区間である。
今回、そのリベンジを果たすことが出来た。
一般道に出ると国道45号線を走行する。
陸前戸倉から一般道に出る前は海も見えた。
志津川にはほぼ定刻通りに到着した。