林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

セロリ傑作選1.政治家の公約は絆創膏の膏薬

2009-09-10 | 政治
・・・というようなことを、大学の時のある教授がいっていたような気がした。
政治家の公約とは、
それ程いい加減だということ。
実際に公約は守らなくてもいいものだと、
テレビに出ている政治評論家と称する偉そうな人も云っているけれど、
政治というものは国家の根元を担うもので、
本来は公約は命に替えても守らなければ行けないものじゃないかと思う。
選挙に有利な政党で立候補しておきながら、
当選したとたんに鞍替えしたり、
小選挙区で落選したにもかかわらず、
比例区で当選したりと、
選挙そのものがどうも国民主権のための単なるセレモニーのような気がしてならない。
前回の選挙の時の公約は何を掲げ、
何を実行して、
何が実行できなかったのか、
そこら辺のところがさっぱり分からない。
そこで林檎乃麗からの提案。
公職選挙法を一部改正して、
衆議院、若しくは参議院選挙に立候補するものの経歴を、
単なる出身校や職歴だけでなく、
前回の公約を具体的にして、
それをどれだけ実行したかを明らかにし、
立候補締め切りから何日かしたら、
すべての新聞で公表する。
読売、朝日、毎日の大手新聞は勿論、
新聞と名乗っているものは、
聖教新聞であろうと、赤旗であろうと、
すべて同一内容を載せなければならない。
また、世の中には新聞を全く取っていない人もいるから、
市役所、区役所などの公共施設にも立候補者の経歴を掲示する義務を有し、
すべての国民にその経歴を、
本人にとって有利な情報だけでなく、
犯罪歴や、
起訴は免れたものの、
灰色の部分まですべて公開して、
その人物の評価材料とするべきである。
また、小選挙区制は選挙の実効性としては有用だけれども、
その一方で地元に有利な人間が国政の場に出ていくことになる懸念もある。
つまり、地元に新幹線の駅を作ってくれたり、
幹線道路を通してくれた政治家であれば、
どんなに汚いことをしても、
ロッキード社からピーナッツをもらっても、
選挙に当選し、
国政の場に参加が許されてしまうことになる。
小選挙区の当選者は地元の代表であり、
地元の利益の代表であって、
国政の、国家全体の利益を優先する考えを持っていない人間が当選する仕組みになっている。
そこで、小選挙区で地元の代表者を選ぶと同時に、
黒票の投票も認めたらどうだろうか。
つまり、こいつだけは国会議員として相応しくないという否認権を、
同時に選挙の時に認めるのである。
最高裁判所裁判官の様に、
相応しくない国会議員を全国区として、
小選挙区、比例代表区に関わらず、
投票できるようにする。
そして有効投票数の半数の黒票を投票された議員の当選は無効になる。
さらに有効投票数の2倍の黒票が集まった人間は公職から永久追放し、
10倍の黒票が集まったら切腹する。
それぐらいの覚悟で選挙に臨んでもらわなければ、
たぶん日本の国はいつまで経っても良くならないと思う。

れい

初出/電子フォーラム/serori・network/短文文筆家集合所
   Date: 17 Jun 2000 01:46:56

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