9.只見駅の1時間10分-閉店の食堂とC58形静態保存機
只見線の不通だった区間も含めて只見まで乗り潰した。
普通だった会津川口から只見の区間は福島県が路線を所有する第三種鉄道事業者となり、
JR東日本が第二種鉄道事業者として自社所有路線から乗り入れる。
只見に到着したのは12:17だった。
JR只見駅は島式1面2線の地上ホームを有する只見線の駅である。
ホームと駅舎とは約60m離れてていて、
通路を渡り、構内踏切を通過して駅舎と出入りする。
ホームに番線区分はなく、駅舎側は下り小出方面、
駅舎と反対側は上り会津川口方面が使用する。
ホームから通路を歩いて駅舎に出る。
駅取材してから事前に調べておいた「美好食堂」を目指す。
営業時間は11:00a.m.から2:00p.m.で、
只見駅の滞在時間1時間10分の間にここで昼食を喰う。
事前に地図をプリントアウトしてそれを見ながら行ったのだが、
迷子になってしまい、SLの保存場所に出てしまう。
只見駅にSLが保存されているのを知ったのは、
前日の夜で、駅前ではなく少し離れた場所に静態保存されていた。
事前の計画には組み入れていなかったが、
勿論時間はたっぷりあるのでこれの取材も急遽予定していた。
しかし先に昼食を喰おうと思い、「美好食堂」に行く。
店の前について目が点になった。
「本日の営業は終了です」と窓に表示されている。
まさかの定休日だったのだ。
ネットで事前に調べた時は定休日は月曜日で、
日曜営業になっていた。
しかも只見駅の近辺で食堂はここしかない。
これには途方に暮れてしまった。
今回は昼食抜きにするしかない。
再びSL保存場所に戻り、C58形244号機を取材する。
これを十分に取材して駅に戻る。
駅に戻る途中で「純只見産お土産販売店 げんき村」を見つける。
行きにもあることは確認していたが、立て看板に、
「只見名物 じゅうねん塩焼きそば」というメニューがあるのを発見した。
そこで昼食代わりにここで焼きそばを喰う。
汗だくだったが、塩焼きそばは美味しく食べた。
駅に戻ると既に13:27只見発の小出行の列車が入線していた。