僕たちはずっと岩場を歩き回っていた。
景色は変わらず、もしかしたら同じところをぐるぐる回っているだけかもしれない。
立ち止まって遠くを眺めてみても、霧がかかっていて見通せない。
更に進んでいくと、人工物と思われる四角い柱が立っていた。
それは地上から高架橋に続く坂道を構成する柱のように思われる。
ただ、橋桁の部分は既に消失していて、柱だけが残っていた。
柱の間には部屋があるようで、奥の方に進んでいった。
部屋の中では何人かが会議をしているようだ。
かまいたちの濱家さんは、青いスーツを着て、椅子の座り心地を確かめていた。
「ずっと座っているとお尻が痛い。」と文句を言っている。
会議では金丸信の問題について、激論が続いていた。
※これは林檎乃麗が見た初夢を文章化したものであり、
実際の岩場、高架橋、芸人とその態度、政治家とは一切関係ありません。