日本では国土交通省鉄道局などの統計資料などで既存の15社、
それに民営化された東京メトロを加えた16社を「大手私鉄」と分類している。
東京メトロを除く15社は東京都市圏に8社、名古屋都市圏に1社、
大阪都市圏に5社、福岡都市圏に1社が存在し、
実際にはその周辺に大きく路線網を展開している。
この15社の中で既に全路線完乗しているのは、
京成電鉄、相模鉄道、名古屋鉄道、京阪電気鉄道、阪神電気鉄道、西日本鉄道の6社、
一部未乗車区間が残るもののほぼ完乗しているのが、
西武鉄道、阪急電鉄、近畿日本鉄道、南海電気鉄道の4社、
残りの6社の状況は東武鉄道がほぼ半分、京王電鉄はほぼ全区間、
小田急電鉄は本線格の小田原線と江ノ島線は完乗しているものの、多摩線の全区間、
東京急行電鉄はほぼ全区間、京浜急行電鉄もほぼ全区間を残している。
ほぼ全区間が未乗車の京王電鉄、東京急行電鉄、京浜急行電鉄での中で、
乗り放題きっぷを発売している鉄道会社を探し、
その中で京浜急行電鉄の「三浦半島1DAYきっぷ」を見つけた。
この切符は京浜急行電鉄の路線の中で、金沢文庫以南が乗り放題になるというもの。
発売駅は泉岳寺を除く全駅となっており、品川から利用すればほぼ全線が乗りつぶせる。
空港線は羽田空港からの帰りに既に乗り潰しているし、大師線も完乗済みである。
帰りに都営浅草線、京成線経由で帰れば品川から泉岳寺の区間も乗りつぶせる。
そこでこの切符を使った旅を何度か計画した。
しかしその度に天候や仕事の関係でお流れとなり、
7度目の企画となった今年4月16日土曜日に漸く計画を実現することが出来たのだ。