今年の初虹。
3日の正午に近い時、雨だったはずが陽が射して外は明るい。
雨が上がったのだと思い、家人と二人で外に出ると、粉雪かと思うほど白く輝く雨が降っていた。
二人で示し合わせたように、北側の空を振り返ってみた。
すると、濃くて幅の広い虹が、北の空の低い位置に大きくゆるい弧を描いている。
「写真だ!」と叫ぶや否や、二人はそれぞれのスマホを撮りに走り出した。
そして、スマホを手に取ると、虹は待ってくれない、障害物が入り込まないところへと向かって進みながら、写真を撮る。
虹は、うっすらではあるが、三重になっている部分もあった。
北の空に虹がかかることは、滅多に出会わない。
そのことに二人とも非常に興奮しながら、早々と消えかかる虹を眺めては、感想を言い合う。
まずは、新年のスタートに虹を見られたことを、吉兆としたい。
その吉兆のおすそ分けを、みなさまにもどうぞ。