rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

いつのまにやら白黒和猫

2016-02-25 22:37:39 | 
白と黒のどっしりとしたオスの猫が、玄関前の芝生に居座っている。
この猫、やたらと人懐こく、ニャーニャー鳴いては人の後をついてまわる。
捨て猫か、いつものごとく猫道がある我が家を周回する猫の一匹なのだろうと思っていた。
ところが、義母の話によると、隣の家のおばあさんが飼っていた猫ではないかと言うのだ。
昨年、おばあさんが亡くなってから我が家に出没するようになったらしい。
そのおばあさんが亡くなる数時間前に会話をしていた義母にとって、猫を無碍にもできないらしく、ときどき食べ物を与えていた。
それが、先週3日ほど姿を現さず、ほっとした反面心配でもあった。
一昨日、ひょっこり朝の玄関に現れて、義母だけでなく、もう猫は飼わないと心に誓った我々も心のどこかで安堵する。
そして今日、とうとう義母は、猫用えさを買ってきた。
おそらく猫は、我が家に居る権利を獲得したのだ。
ともかく、人懐こさと押しの強さ、これがあれば大概の猫は人を手懐けることができるらしい。
もしかすると、これは猫に限らず、あらゆるものに通じることかもしれないと、あらためて目の当たりにしたのであった。