rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

今年のキーワード UFO

2019-01-05 22:26:42 | 雑記または覚書
家人が唐突に、「UFOらしきものを小さい人と見たよ」と言った。
10時を過ぎたころ、小さい人を友人宅の近くに送るため発車してまもなくの窓から、空中に浮かぶアダムスキー型の物体を二人で目撃したのだそうだ。
目の錯覚ではと停車して見直すと、もうその物体は消えてしまったらしい。
おやおやおや、なんとも奇遇な、私も近頃アダムスキー型ではないけれど、円盤型に近い銀色のあまり大きくない物体を、それほど高くない空中に浮かんでいるのを目撃していた。
アルミのバルーンを誰かが放したのだろうと思いもしたが、漂うでもなく停止していたのがなんとも奇妙で、UFOと脳裏を過ぎったので覚えていた。
昨秋ごろ、小さい人の学校へ送り届けた後出勤のため車を走らせていたときも、青空に浮かぶ白っぽい球体を見たことがある。
これもあまり大きいと思えるものではなかったので、小さいエイリアンがいるのかしらと、想像して楽しんでいた。
さても、そうしょっちゅう目撃できるものではないし、写真など撮ってもいない、目の錯覚と言われても反論はしない。
ただ、UFOが存在しないと言い切れるものでもないと思うので、そこは未知へのロマンとしておこう。
目に見えるものしか受け入れないと言うのも、寂しいことではないだろうか。



アルベール・マルケ 穏やかなフォーブ

2019-01-05 00:10:27 | アート

La Varenne Saint-Hilaire, la barque.

19~20世紀にフランスで活動した、フォービズムらしからぬ風合いの画家アルベール・マルケ。
さらにここに抽出した作品は、現実からそう隔てられない明確な色彩の平面で構成されて、几帳面は印象すら与えてしまうから、なおさらフォーブから遠のいた感がある。
しかし、彼の持ち味である寒色系のグレートンは、沈静効果があり、疲れ気味の私には心地よい。
マルケは、水辺を好む。
港、川、海と、彼の絵のほとんどに登場する。
水面の波紋、映りこむ景色、私もこのようなモチーフを好んで描いているから、よりマルケにシンパシーを感じているのかもしれない。
意外性や面白みとは程遠く、地味で新みに欠けると思われがちであっても、心穏やかになれる絵もまたよいものだ。
特に、不安定で激動型の昨今にあっては、なおのこと求められる絵の種類と思えるのだ。


Vue de Collioure


Le Pont de Poissy