昨夜降っていた雨は、深夜前には雪へと変わり、朝の景色を変貌させていた。
清々しく煌いている世界に、思わずカメラを手に外へと飛び出す。
こんなこと、いつ以来だろう。
庭のあちこち駆け回り、シャッターを切る。
家人がうれしそうに、「楽しいの?」と聞いてきた。
ぐるりとあたりをめぐっていたら、なんと小さい人も写真を撮っていた。
DNAのなせる業か。
何かにときめき、心躍らせるということは、なんとも素敵だ。
今日一日を過ごして、疲労感に襲われなかったのは、この雪景色の美しさに救われたからなのだと思っている。