ミズバショウ
桜が満開の今日、御岩神社に参拝した。
三年越しにして、やっとだ。
境内は、とても美しく保たれて気持ちがいい。
大鳥居をくぐり御岩神社まで、道の脇には清水が流れ、苔が程よく脇を固める。
ミズバショウも咲き出して、名をたずねたが忘れてしまった薄桃色の花が彩りを添えている。
参拝客は程よいくらい訪れていて、とても落ち着いた雰囲気の中、参道を辿った。
御岩神社を過ぎると、登山といって様な参道へと変わり、トレッキングシューズに助けられているのを感じる。
さらさらと流れる清水のあたりから、暖かい陽気に誘われたカエルの鳴き声が聞こえるのも楽しい。
かびれ神宮にたどり着き、そこから御岩山頂上への道のりはさらに険しさを増し、日頃の怠けた老体にはかなり堪えるものがある。
それでも、時折吹く爽やかな風や古くからいる木々たちと、遠くを見渡せる場所に出ると、何とか先に進めた。
やっとのことで山頂に着くと、八溝山、遠くは日光連山や那須連山を望むことができる場所に出る。
そして、光の柱の逸話で知られる石が祭られているところがあり、古の神はさぞ気持ちよいだろうと納得の行く場所でもあった。
貧弱な自分ではそのパワーを感じ取るのに未熟すぎて残念であったけれど、この次は家人をぜひとも訪れたいと思っている。
その名を知らない