rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

2025年の冬は暖かい そして百舌の速贄

2025-01-21 11:47:43 | 日記
今年の冬は、心配になるくらいの暖かさ。
寒いのは嫌だけれど、ちょっと心配になる。
降水量も激減して、霜柱のザクザクと立派なものもしばらくお目にかかっていない。
だから、育苗しているポットたちを露天においたものへの水遣りが、気を抜けないでいる。
ふと視線を上に向けると、見事なまでに鈴なりな杉の花に圧倒されて、今年のスギ花粉の飛散は多いのだろうと覚悟した。
すでに、スギ花粉の飛散が始まっており、花粉に反応してむずむずとクシャミを連発する。
いつまでも同じ状態が続かないとわかっていても、せめて自然のサイクルやあり方の変動は、人を根本から不安にさせるのだろう。

先週、ブルーベリーたちへの声かけをしていた時、小さなトカゲが枝に刺してあるのを発見した。
モズの速贄だ。
そして昨日、ブルーベリーの木にまとわりつく枯葉とクモの糸が絡み合ったものや、枯れた小枝を取り除いていると、今度はカエルが枝に刺してあるのを見た。
トカゲの場所からあまり離れていない木だから、きっと同じモズがやったのだろう。
こうした生き物たちの変わらぬ習性にふれると、少し安堵を覚えるのは、まだ自然の秩序が保たれていると思えるからか。

生き物として、自然に翻弄されるのは致し方ない場合が多いけれど、人の悪意や無関心に翻弄されるのはなんとも我慢ならない。
たとえそれすら自然というものに内包されるものだとしてもだ。
こう考えることが既に、人間を買いかぶっている贔屓目、驕りなのかもしれないけれど。