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名前と言うもの

2015-04-12 22:59:23 | つぶやき&ぼやき
SNSで取り上げられていたある記事に「シワシワネーム」という言葉があった。
「キラキラネーム」に対して、かつて一般的であった名前が復活しつつありそれを「シワシワネーム」と言うのだそうだ。
古めかしくて老人を連想させるからとか、なんともお粗末なネーミングであるが、推して知るべしか。

たしかに、あまりにも当て字過ぎて読めない名前に閉口することしばしばあって、自分の子供たちには誰もが読めてなおかつ日本人らしい名前をつけた。
その当時、自分の聞き知るところではなかった「○○太郎」「○○子」だ。
ところが、「○○太郎」が長じて高校に通うと、なんと同学年に「○○太郎or○○太朗」が他3名いるではないか。
しかも、同じ音では2名が被っている。
たしかに、流行に抗う一定の人がいるので、起こりうることではある。
それでもこうも見事にシンクロすると、大きなうねりの亜流の中に囚われているようで、奇妙な気分だ。
一方「○○子」の同世代以下では、今のところ身近で聞き知ることはない。
かの記事によると、古風な名前がぽつぽつと発生中とのこと。
大文豪 森鴎外先生は、日本の国際化をにらんで子供たちに外国風の名前をお付けになったが、グローバル化が進んだ今では、かえって日本人とわかる名前の持ったほうが国際人として利点があると思える。
さて、改名しない限り一生ついてまわる名前を、あなたならどう考え子供につけるのか。
単なる符号だけではない、名を持つ人の背景を表すことになるものだから、今一度冷静になってもらいたいと思う。


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