幼いころ、NHK教育テレビの番組「できるかな」は、私にとって夢の世界だった。
一切声を出さないチューリップハットを被りサスペンダーのついたパンタロンを着たのっぽさんと、彼がいとも容易く生み出すアイディアたっぷりのおもちゃたちと、それを興味深げに見守るフゴフゴと口のあたりを動かし鳴くむくむくしたゴン太が、とても好きだった。
まねをして作りたいと、どれほど思ったことだろう。
けれども、ダンボールやガムテープ、紙コップに紙皿、セロファン紙、小さな子供では簡単にそろえられないものが多くて、実現したものはない。
しかし今、100均という強い味方も現れて、子供のころの未練を解消しやすくなっている
色紙、色画用紙、ビーズ、ワイヤー、紙粘土などで、オーナメントやモビール、飾り物を作った。
自分の家ではもちろんのこと、職場でも作っては飾る。
ここにあげた画像はそれらのほんの一部、もらわれていったのは数知れず。
おや、もしかして、ちょっとしたのっぽさん気分を、今にして味わっているのではなかろうか。
ゴン太がいないのは寂しいけれど、憧れていたのっぽさんになれたようで、結構うれしいのであった。
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