おなかに命を宿した方やお子様連れの方、
そしてこれから命を宿そうと不妊治療を頑張っていらっしゃる方々の希望に接すると、
いつも思う事があります。
これからの時代は、
一体何が良くて一体何が良くないのか・・・、
今現在とは価値観も状況もかなり異なっているのだろうな~~~、
厳しい世界だろうな~~と。
小さな命・これからの命は、
その予測も出来ない将来を力強く生きていかないといけないわけです。
温暖化が進んでいる時代ですから、予測出来ない自然災害も多々出てくるでしょう。
どんな地震がやってくるかわかりません。
そして、
親が亡くなった後は一人で大地を踏みしめて生きていかないといけません。
親がしてきた苦労よりも更に大きな苦労が待っているかもしれません。
辛い病気や取り返しのつかない事故などで苦しむかもしれません。
偏差値対策の受験勉強をひたすらやって、
安定した職業(その安定でさえ「何が安定といえるのか?」です)について、
お金を人よりも少しでも多くもらって、
不安や苦労のない楽な人生を歩むのが一番!・・・そう言いきってしまう親は・・・??
確かに親であれば、そのような願望を持つのは当然でしょう。
一生楽をさせて安穏と過ごさせてあげたい・・・それが親心といえるのかもしれません。
ですが、
楽が出来るかも・格好良いかも・優遇されるかも・・・で進んでしまう人生は、
何かに躓いた時に、
起き上がれない程の衝撃があると思われます。
躓いたところで自殺してしまう、
人を殺してしまう、、、
何でもリセットすればやり直しがきくかも・・・という浅はかな決断をさせてしまいがちです。
小さな命・これからの命をはぐくみ育てていくのに、何が大切か・・・?
たくましく、粘り強く、我慢強く、思いやりに溢れた人間に育てるのが、
一番大切なのではないでしょうか。
格好良く勝つ事だけを教えるのではなく、
格好良く負ける事、負けたら立ち上がる事の大切さを、
しっかりと教えていきたいものです。
負けに強い人間・失敗に強い人間は、どんな波風にも立ち向かう事が出来ます。
親が子供にしてあげられる事は限られています。
親が亡くなった後に、
どんな苦労がやってきても強く乗り越えられる人間、
自分の命を大切にして力強く生き抜ける人間、
としての確かな力と知恵を授けてあげる事です。
ですので、
今を生きるあなたもどんなに辛い事があっても、
必ずそれを乗り越えて前向きに力強く・・・、
そして、どんな事でも楽しむようにして生き抜いて下さい。
本日の添付写真は、デザートの雪ウサギ(上の小さい方)です。
幼い頃に、母がよく作ってくれました。
卵の白身に砂糖をまぜて力強くホイップしたメレンゲに、
赤い目をつけて作ってくれたデザート雪ウサギを思い出します。
とても素朴な手作りお菓子の一品でした。
ーby事務長ー