

朝晩の冷え込みも和らぎ
過ごしやすい気温になってきました。
最近になってまた余震が多くなってきました。
不安な日々が続きますが、“備え”を十分に行い
少しでも心を安らげたいものです。
地震が起こるたびに、院内のどこにいても
まっ先に向かい行うことはインキュベーター(受精卵を育てる培養庫)
の確認です。
インキュベーター自体が大きく揺れてしまっていないか、
ガスは正常に供給されているかチェックします。
当院のインキュベーターは
地震に備えて固定しております。
現在までの揺れで、インキュベーターが倒れたり、
受精卵が培養液から飛び出してしまったりということは
起こっていません。
ですので、
「培養している私の卵は大丈夫?」
と思われる方がいらっしゃいましたら
どうぞご安心ください。
また、「揺れ自体が卵に良くないんでは?」
と心配に思われるかもしれませんが、
もともと卵子や受精卵は女性の体内に在るものです。
皆さん卵がお腹の中にあっても
歩いたり、階段昇ったり、降りたりされています。
その時の震動よりインキュベーター内が揺れるということはないので
全く問題ありません。
今回の震災で他人への思いやりの大切さを多くの方が感じられたと思います。
ですが、震災と治療で気づかず内にストレスや疲れが溜まってしまっている方も
多くいらっしゃるかもしれません。
周りの人と同時にご自身のこともどうぞ大切になさって下さい。



