7月のラボ便り
皆さん、こんにちは。
今月のラボ便りは、胚移植についてです。
受精卵(胚)を子宮内に注入することを、胚移植とよんでいます。
胚移植は、
超音波を見ながら子宮内に胚移植用の細いカテーテルを入れます。
カテーテルとは、柔らかい管(チューブ)で、
当院で使用している胚移植用のカテーテルは、外径が1mm、内径が0.5mmです。
このカテーテル内に胚と培養液を吸い込み、
カテーテルを子宮内に入れ、
子宮内で吐き出すことにより移植をします。
この時、
胚と共に子宮内に注入する培養液の量はわずか4マイクロリットルです。
4マイクロリットルと言われてもピンとこないかもしれません。
身近なもので例えると4マイクロリットルは"小さじ"の1250分の1になります。
このように胚移植で子宮の中に入る培養液はごくわずかなので、
移植後にすぐ立ち上がったからといって、
胚が培養液と共に外に流れ出すということはありません。
実際の胚移植を行う際は、
・直前の胚の様子
・胚を培養液と共にカテーテル内に吸引する様子
・カテーテルを子宮内に入れ胚を注入する様子
(※胚自体は超音波には映らないので実際には培養液がカテーテルから出る様子です)
がご覧いただけます。
とくおかLCラボスタッフより
とくおかレディースクリニック