スタッフの子が「事務長、切手10枚お願いします」と言ってきますと、
私が「切手10枚、はい、どうぞ!」とお渡しします。
事務長は、
郵便局員さんに憧れているのか?
大人になっても、郵便屋さんごっこをしたいのか?

そうではありません。
これも回顧、、、となりますが、
開業は、狭いクリニックからスタートしました。
「クリニック回顧録その1」でも書かせて頂きましたが、
看護師さん1名、受付さん1名、看護助手さん1名の3名スタートでした。
受付は、その受付さんと私でまわしていました。
午前は一人がレセコンをうって・もう一人がレジをうって、午後は役割り交代、、、。
ですので、私も受付デスクに座って、半日レセコン・半日レジという役割りをしていました。
日々のレジ〆は、スタッフが帰り、クリニックを施錠してから、私一人で行っておりました。
毎月のレセプト出しも、3~4年程は、たった一人で行っておりました。
当時の受付は、三人並ぶと狭いくらいのスペースで、
その狭い受付デスクに、レセコンとレジを並べて置いていました。
何せ患者さんが少ない毎日ですので、受付一人で大丈夫な時には、
私は、内診側にまわって、内診のお手伝いをしていた頃のお話です。
そこからスタッフが1人増え、2人増え、3人増え、、、
1畳あるかないかの狭いカルテ棚スペースに、ようやく小さな事務長机を置く事になりました。
そこが私の小さなスペースとなり、カルテ棚とコピー機と仲良くなる時代が訪れました、、、。
その頃は、当然、郵便物出し作業も郵便物回収作業も、私が一人でしていました。
クリニックから出す郵便物用の切手は、受付デスクの引き出しに入れていました。
まず、その引き出しに10枚入れました。
診療情報提供書のお返事を出そうと、その引き出しを開けたところ、切手が1枚もない、、、
あれ?おかしいな!
仕方ないので、またその引き出しに新たな切手を10枚入れました。
数日後に郵便物を出す為に、その引き出しを開けたところ、また切手が1枚もない、、、
あれ?これまたおかしいな!
クロネコヤマトの送り状の枚数は減ってないのに、なぜ切手ばかり無くなるの?
それらが、数回続いたので、ようやく私も学習しました。
切手は管理しないといけないのだ!と。
また、自分自身の管理能力を養わないといけないのだ!!とも。
(前半で何を言いたかったのか?管理能力がなかった自分を言いたかったのです

その当時、文通を趣味にしていたスタッフがいたのでしょうか?
今いるスタッフ達は、私の郵便屋さんごっこ開始後のメンバーです。
どこのどなたが切手を持っていってしまうのか?その当時の私は、怖くて探れませんでした。
今の私だったら、何も怖がらずに、徹底的に探っていく事でしょう

それはそれで、、、怖いお話です、、、

これも今となっては笑い話です

「クリニック回顧録その3・・・退職問題」


