とくおかレディースクリニック~ブログ~

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どうか宜しくお付き合い下さい。

11月のラボ便り

2015年11月11日 | ラボ便り


11月のラボ便り

皆さん、こんにちは。

朝晩の寒さが、
冬本番という感じになって来ましたね。
寒さに負けずに、
体調管理をしっかりとして、
11月を乗り切りましょう。

今回は、
「胚移植」についてご説明致します。

胚移植当日の朝に、
凍結していた受精卵の融解を行います。

その後、
数時間培養し、子宮内に移植します。

移植の時にはまず、
患者さんの子宮内に移植用のカテーテルを挿入します。

胚移植用のカテーテルは二重構造になっていて、
まず外側のカテーテルを子宮内に挿入しています。

このカテーテルはお腹の上から超音波画像を見ながら挿入し、
移植する子宮の位置までカテーテルが届いた事を確認します。

当院では移植の際に、
患者さんにお小水を溜めて来て頂いています。
これは、お腹の上からの超音波画像を見やすくするためと、
膀胱に押されることで、
子宮の屈曲が緩やかになりカテーテルが通りやすくなるためです。

カテーテルが挿入出来たら、
ラボ側のスタッフが、
患者さんの受精卵をインキュベーター(培養庫)かは取り出します。

その後、
受精卵の入ったディッシュに書かれた患者さんのお名前を、
2人のスタッフで確認します。

そして、
移植する前の受精卵を顕微鏡で確認します。

この時、患者さん側のモニターにも、そ
の映像が映るので、
患者さんご自身も移植前の受精卵をご覧頂けます。

その後、
ラボ側のスタッフが内側の細いカテーテル内に受精卵を吸引し、
カテーテルをオペ室に届けます。

挿入されている外側のカテーテルに、
受精卵の入った内側のカテーテルを通して、
移植の準備が完了します。

移植の瞬間は、患者さんに呼吸を止めて頂いています。
お腹が動いてしまうと、
移植位置からずれてしまったり、
超音波画像で移植の瞬間を確認できなくなってしまいます。

そして、
カテーテル内の受精卵が培養液と共に押し出され、
子宮内に移植されます。


とくおかLCラボスタッフより


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