12月のラボ便り
皆様、こんにちは。
寒さも少しずつ厳しくなり、冬の訪れを感じる頃となりました。
体調にはお気を付けてお過ごし下さい。
今回のラボ便りでは、
胚移植・高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてお話させて頂きます。
胚移植とは、受精卵(=胚)を子宮に戻す事をいいます。
胚移植を行う際は、
経腹(経膣)超音波を見ながら移植用の細いカテーテルを子宮内へ通し、
子宮内膜の最も着床しやすい場所である子宮底から1〜2cmのところを確認して胚を子宮内へ戻します。
胚移植には新鮮胚移植と凍結融解胚移植があります。
新鮮胚移植は、採卵周期に行う胚移植です。
採卵後2〜3日後にしっかりと成長した胚を移植します。
採卵周期に移植を行う為、短期間で妊娠を目指すことが出来る利点があります。
しかし、卵巣過剰刺激症候群の恐れがある場合や、
子宮内膜の状態、ホルモン状態が着床に適さない場合は胚移植を行えません。
そのような場合、胚は凍結保存し、次周期以降に凍結融解胚移植を行います。
凍結融解胚移植は、採卵で得られた胚を一度凍結保存し、
次周期以降に改めて子宮内膜やホルモンの状態を整えてから胚を融解して移植を行う方法です。
この方法ですと、先に採卵して胚を凍結保存しておき、
数年後に胚移植をして妊娠を目指すことも可能です。
(この場合保険適応では行えません)
「その2」では、高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてお話致します。
皆様、こんにちは。
寒さも少しずつ厳しくなり、冬の訪れを感じる頃となりました。
体調にはお気を付けてお過ごし下さい。
今回のラボ便りでは、
胚移植・高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてお話させて頂きます。
胚移植とは、受精卵(=胚)を子宮に戻す事をいいます。
胚移植を行う際は、
経腹(経膣)超音波を見ながら移植用の細いカテーテルを子宮内へ通し、
子宮内膜の最も着床しやすい場所である子宮底から1〜2cmのところを確認して胚を子宮内へ戻します。
胚移植には新鮮胚移植と凍結融解胚移植があります。
新鮮胚移植は、採卵周期に行う胚移植です。
採卵後2〜3日後にしっかりと成長した胚を移植します。
採卵周期に移植を行う為、短期間で妊娠を目指すことが出来る利点があります。
しかし、卵巣過剰刺激症候群の恐れがある場合や、
子宮内膜の状態、ホルモン状態が着床に適さない場合は胚移植を行えません。
そのような場合、胚は凍結保存し、次周期以降に凍結融解胚移植を行います。
凍結融解胚移植は、採卵で得られた胚を一度凍結保存し、
次周期以降に改めて子宮内膜やホルモンの状態を整えてから胚を融解して移植を行う方法です。
この方法ですと、先に採卵して胚を凍結保存しておき、
数年後に胚移植をして妊娠を目指すことも可能です。
(この場合保険適応では行えません)
「その2」では、高濃度ヒアルロン酸含有培養液についてお話致します。