とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

10月の看護部・検査部便り

2012年10月06日 | 看護部・検査部便り
10月の看護部・検査部便り


日に日に涼しくなって参りました。
お身体にお気を付けて下さいね。

今回は「着床」についてお話しします。

卵子の中で、精子の核と卵子の核が融合して受精が完了となります。
【受精についてのお話は”7月の看護部・検査部便り”をご参考にされて下さい】
その後、受精卵は細胞分裂を繰り返し発育しながら卵管を通り、子宮に到達します。
こうした受精卵の動きに合わせるように、
子宮の内膜は、卵巣からのホルモンの働きにより厚くなっていきます。
受精卵が細胞分裂を繰り返しながら子宮にたどり着くと、
受け入れ態勢を整えていた子宮内膜に取り付きます。
受精卵は、徐々に潜り込んで根を下ろし、内膜としっかり結びつきます。
これが「着床」で、排卵から7~11日後に「着床」が完了します。

体外受精や顕微授精をされている方から、
「いい胚を戻しても妊娠しないのは、子宮に問題があるからでしょうか?」
とご質問を受けることがあります。

子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどがある場合、
「着床」に障害があると判断されることもあります。
ただ、移植後の胚がどうなったのかを確認することは出来ません。
どこまで成長したのかを正確に調べる事が出来ないことから、
すぐに子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどによる着床障害と判断は出来ません。

勉強会でもお話ししていることですが、
「良い胚」とは、胚の見た目で判断しているものです。
見た目が良くても、エラーを持っていることがあります。
問題なければ、着床し妊娠が成立しますが、
何かしらのエラーがあれば、
妊娠が成立しないことや流産することもあります。
年齢と共にエラーが多くなります。
着床障害ではなく、胚の問題で妊娠が成立されないことがあり、
それは年齢とともにその確率が高くなります。

卵子の話については、もっと詳しく「体外受精勉強会」にてお話しています。
ご予約に関しましては、受付にてご確認ください。
予約はお電話でも受け付けておりますので、早めにお声かけください。
ご夫婦での参加をお勧めしております。
もちろん日々の外来でも気になることがあれば、スタッフにお声かけください。
1つ1つ問題を解決して、妊娠を目指していきましょう。


とくおかLC看護部・検査部スタッフより


とくおかレディースクリニック



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10月です

2012年10月02日 | よもやま話
早いもので、もう10月ですね。

今年も残すところ約3ヶ月・・・早いですね。

いよいよ秋本番ですから、
食べ物も更に美味しくなりますし、
運動するにも良い気候ですので、
沢山身体を動かして、
美味しい物を沢山頂きたいものです。

最近、あれこれ考えます。
この世・・・あの世・・・。
若い頃は、
あの世よりもこの世にいる知り合いが多いものですが、
歳を重ねるにつれ、
あの世にいった知り合いがどんどん増えていくものです。
となると、
どっちがこの世で、どっちがあの世?という思いですが、、、。
この世にいなくなったらもうお終いというのではなく、
生きている者は、この世からあの世に移動をするという事で、
無くなるのは肉体だけという事なのでしょうね。
魂はいつまでも残りますものね・・・。
そう思うと、この世でもあの世でも楽しく頑張れますね。

最近、
「ぼっち族」という言葉を知りました。
人とつるんでいるのも好きで楽しめるけれど、
一人でいる事も楽しめる=一人でいる事も好きな人を「ぼっち族」というのだそうです。
所謂、”ポジティブ孤独”を楽しめる人の事です。
もうひとつの”ネガティブ孤独”の単語名も聞いたのですが、
すみません、その単語名は忘れました。
歳を重ねるに連れ、
ポジティブに孤独を楽しめる事も出来る、
心の強い「ぼっち族」にもならないと・・・と思う今日この頃です。

皆様、この秋も充実した日々をお過ごし下さいませ。
大勢でわいわい騒ぐ秋もあり、一人で孤独に楽しむ秋もあり、、、両方楽しみましょう。

ーby事務長ー


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