須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

足尾銅山 遺構

2014-06-21 10:49:06 | 建造物
2014年6月21日 <母>

足尾銅山と言えば鉱毒事件として授業でも習ったのですが、
その現場に来ることがあるなんて思ってもみませんでした。

ここへは他の撮影の後立ち寄りました。
帰宅してからネットで色々調べて知識は増えましたが、実際に
行って見た事の方が衝撃度をもって強く迫って来るのでした。

ネットでは内部まで入った体験記もあり、かなりおどろおどろしい物でした。
私たちは外部から見ただけでしたので、「写真」の観点から数枚
セレクトしました。

この黒い煉瓦はカラミ煉瓦と言い、銅の製錬の後に出る滓を固めて作った物。
耐火力が強く、社宅の周りをこの煉瓦の防火壁で守っていました。






こちらは赤煉瓦の防火壁。
なぜか、山椒の大木がそこここにありました。
社宅に住んでいた人達が植えたのでしょうか。





製錬所の大煙突。






足尾製錬所。
このあたりの山は、乱伐と煤煙ではげ山になっていたのが
その後植林事業が始まり近年は緑が増えて来たそうです。
ニセアカシアの木が目立っていました。






山をぐるっと回った反対側にあった橋。
このサビ具合に感動!

この脇には坑道の入り口があり、反対側の製錬所まで3キロに
わたって続いていますが、入り口は固く閉ざされていました。






車で更に下った所にあった池はエメラルドグりーンの水をたたえ
静かに周りの木々を映していました。
歴史をも地底に秘めて黙しているかの様な水の色でした。






コメント (2)
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