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須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

夏の変ークスノキの異常落葉

2019-09-03 07:34:15 | 樹木
2019年9月3日 <父>

団地の中央通路のクスノキに異変があります。
このクスノキは新しい葉で覆われています。通常は春の姿ですが、つい最近の様子なのです。







常緑のクスノキの葉は、晩春に落葉して新しい葉に切り替わりますが、
今、その葉がパラパラと落ちているのです。






清掃員さんが、充電式ブロワで集めています。






そして集められた葉っぱたち。
これで1日分とのこと。
団地内には何本もあるので、その量は相当です。

異常気象から自らを守る術なのでしょうか。





東京では他でも、クスノキの夏の落葉が目立ち、葉に褐色の斑点がたくさん見られます。
病気や害虫被害の可能性も考えられます。昨日、クスノキの葉をよく観察してみたら、6mm程の虫を見つけました。
ネット検索で、この虫はクスベニヒラタカスミカメというカメムシの仲間で、クスノキの害虫と分かりました。





近づきます。触覚と体が茶色で、足は透き通っています。背中にはハートの模様が見えます。


2019年9月2日 東京都稲城市にて オリンパスTG-5

葉の褐色斑点は、クスベニヒラタカスミカメが吸汁した後だったのですね。
2015年に中国南部から関西に侵入したあと、車などについて運ばれ、瞬く間に拡散し東京でも
被害が見られようになったようです。
大木のクスノキが、こんな小さな虫で大きな被害を受けるのは驚きです。
昨年、被害はなかったのですが…。効果的な対策がないので頭が痛いです。
コメント (4)
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