つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

モーリス・ドニ展

2011年10月17日 | おススメの展覧会、美術館訪問

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フランス19世紀ナビ派の画家、モーリス・ドニの展覧会が東京新宿の東郷青児美術館で開かれています。

お恥ずかしながら私はこの画家について何も知らず、この展覧会を訪問された方のブログを拝見して興味を持った次第です。

したがって、佐橋に少し知識を頂いてからの美術館訪問となりました

モーリス・ドニは子供や家族というテーマを平面的に柔らかな色彩で描き、その作品の温かいイメージから日本にもファンが多いと聞いています。

上写真の「家族の肖像」や「子供の身づくろい」からもその人気の理由がうかがえますね。

画家が自分の家族をテーマに選ぶということはそう簡単なことではないように思えます。

そうせざるを得ない状況、又はある種の覚悟というものがなければできないことだろと感じます。モーリス・ドニには深い信仰心があったと聞きますので、その支柱があってこその制作であったのかもしれません。

初めてのわが子とその子に乳を与える妻・・初期の作品に向かうモーリス・ドニの情熱と宗教的、装飾的要素を多く含みつつ描かれた家族を扱う後期の作品に向かうときの彼の感情には少し変化がみられたように感じたのは私の気のせいでしょうか?

画家の人生のなかに高まっていくもの、また逆に冷めていくものをふと考えました。

新しい作家と出会う喜びを知り、今回も「ひとりで美術館めぐり」を無事に終えました。モーリス・ドニ展は11月13日まで損保ジャパン東郷青児美術館にて、その後2012年1月~3月まで山梨県立美術館で開催されます。

以下のページに詳細が掲載されていますのでご覧ください。

↓↓

http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20110201_171321.html

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