京都に行こう!と決断できたのは、何必館 かひつかん で 中野弘彦展 (3月22日まで)が開催されていることを
教えてくださったお客様がいらしたからです。
東山魁夷さんのコレクションとともに、今、やはり中野弘彦の作品を見ておきたいと思いました。
ちょうど、ふる草の会の開催直前に中野作品を三点まとめて入手することができ
中野弘彦の線を、佐橋も私も以前にまして興味深く鑑賞していたところです。
御舟のように一瞬にして体が痺れるような感動的な線ではないのだけれど、
精神性を重んじる画家の線が、時に青くさかったり、鬱陶しく感じられたりするようなことはなく、
中野弘彦の線はどこまでも先を考え、「無」であることの限界を私たちに優しく示してくれているように
感じられて仕方ありません。愛おしい線。私はそう思います。
体質にあう。
ただそれだけのことなのかもしれませんが、いつか中野弘彦展を開いてみたいと佐橋と話しながら
名古屋に帰って参りました。
写真画像ではなかなかご覧になりにくい作品です。
夏までの展覧会でまたご紹介していきたいと思います。
※上の写真は今日携帯で撮影した桜です。
移転をして名城小のあの見事な桜が見られなくなったと悲しんでいましたが、
あったのです!!この泉にも。立派な早咲き桜の並木道。
大寒桜という、名古屋市内で一番早く咲き始める種類の桜だそうです。
今日の暖かさで満開が近づいています。また近いうちにお花見に行こうと思います。