月曜日の夕方、愛知県内の碧南市藤井達吉現代美術館さんにお邪魔致しました。
増築改修工事の為、2月25日より2年間休館されることになり、この日クロージングレセプションを催されたからです。
こちらの美術館さんは、今までに興味深い良い展覧会を多く企画してくださいましたし、私達もよく通わせていただいた思い出もあります。
このウィルス騒ぎで催しに参加される方も少ないのではないか?と簡単に考え、参加させていただいたのですが、「行ってビックリ!!」
館長さんでいらっしゃる木本文平先生のお話「当館のこれまでの活動と展望」が始まっても、次から次へお客様が入ってこられ大盛況でした。
木本先生もまず第一声は「こんな時に、こんなに集まっていただいて。。。大丈夫でしょうか・・」でした。碧南市の歴史や出身人物、また今まで開かれた展覧会のエピソードなどをお話しくださいましたが、やはりこの木本先生の芸術に対する情熱が、この碧南市の美術館さんをまた優秀な学芸員さんをお育てになられたのだと思えました。
また同じ美術品に関わる仕事であっても、学芸員の先生方の経験されるご苦労と私達画商の苦労はまったく性質の違う物なのだということを改めて感じました。
新しい美術館は、バッグヤードの増設を計り、また地域との連携をより深める施設作りを目指されるそうです。
あまりの混雑に館長のお話を聞き終わり、展覧会を拝見した後に、私たちはさっさと失礼してしまいましたが、なんと!素敵なお土産を頂戴してしまいました。
お別れの記念の「足袋」です。
藤井達吉の言葉より
かそかにも 鳥の声のきこえ来ぬ 白雲よ 燃えて行け 花の盛りぞ
2年後は丁度私が還暦を迎える年になります。
この赤い足袋を履いて、元気にまたこちらの美術館さんに伺うのを楽しみに頑張りたいと思います。