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福井の作品は今月いっぱい展示させていただきますが、さすがにご来店のお客様は少なくなりましたので、お約束いただきました作品のお納めの準備を進めさせていただいています。
「青い音」は先日このブログでもご紹介させていただきましたが、その後まもなく当店に長くお通いくださいますお客様にお約束をいただきました。
「この作品はあのお客様のお好みかな?」
口には出すことはありませんが、展覧会前に作品が並ぶとつい作品とお客様のイメージを重ねてしまうことがあります。それがピタリ!と結果的に当たるときもありますが、今回は全くの想定外でした。
ただ、すかさず「え~さすが~」と唸ってしまっていました。
先ほどいらしてくださった弥栄さんにも「そうなの?これを選ばれるのはなかなか眼のあるお客様だよねぇ」とおっしゃっていただきました。
色々な画家の数多くの作品をお持ちくださるお客様ですが、福井作品をお求めくださるのは初めてでいらしたと思います。私より少しお兄さんのお客様の、「最初の福井」にこちらの作品を選んでくださる目筋にあらためて感激いたしました。
この作品とお暮しになられて、どんなことをお感じになられるか?また後日ご感想をお聞きできるのがとても楽しみです。
大変お寒い中を恐縮に存じますが、できましたら作品のご購入にかかわらず、是非みなさまに福井ワールドをご堪能いただきたいと思っています。
この作品たちに漂う画品は、鳥海、森、薫以上のものだとあの名古屋の雪の日から感じています。
気品とは寂しさに似て雛の面 高橋秋郊
以前にもご紹介させていただいた私の好きな句です。
立春過ぎのまだ寒いこの季節に、雛人形を飾って祝う日本の文化にしか宿ることのない「品」というものがあるように思えてなりません。
そしてその「品」こそ「美」「芸術」であると思えてなりません。
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