今朝の名古屋は肌寒く、早起きの私は思わず少しの間ガスヒーターの前で暖を取りました。
衣替えもためらわれ、暖房器具も出しっぱなしでゴールデンウィークに突入しそうです。
コロナの問題も、原子力をはじめとする環境問題にも、私たちは右往左往しながらきっとこうしてダラダラと付き合っていくのだろうなぁと思えます。
先週も、ご来店のお客様方と楽しくお会いすることができました。
それぞれのお客様のお好みを想像し、少しづつ掛け替えをしながらの1週間でした。
特にうれしく感じられましたのは、私たちが開店当初より大変お世話になり、ご厚情を賜りましたお客様のお孫さんが
ふとご来店をくださったことです。お爺さまにあたられるお客様はしばらく前にご他界になられましたので、私たちには
思いがけず、お懐かしく、感動的な出来事でした。
30代半ばを過ぎられて、お仕事のこともあり美術品に少しご興味をお持ちになられたとのこと。
コレクター様のご家族さまは、御子息の代より、幼い頃から美術品に囲まれていらっしゃったお孫さんの代にその血が引き継がれることが多くありますが、まず作品を見てみよう!とお思いいただけたことを何よりも幸せに感じました。
このお客様には、梅原もお納めさせていただいたので、もしやと思い「ホノルル」を飾らせていただきましたが「梅原はボヤッとする作品もあるけれど、これはきちんと描いてあっていいですね」とこちらが何もお伝えしなくても、ご興味を示してくださりとてもうれしくなりました。
この清方もよくご覧いただきました。
お爺さまは、日本画も沢山お持ちでいらっしゃいました。
画商という仕事に、色々な醍醐味を感じることは可能だと思い、また自由だと感じますが、
私たちはやはり真の美術品だけが実現できる「つながり」「未来」に信頼を寄せて仕事をしたいと願って参りましたので
こうした現実の1日を過ごせました事をとても光栄に感じました。
コツコツと!が時にはだらだらと!になってしまっても、自分や仕事を積み上げていくこと、
やけにならずに付き合っていくことが大切なのではないかと思えた1週間でした。
今日は交換会に出させていただく仕事がありますので、気をつけてしっかりと。
そして、明日からまた元気に店を開けさせて頂こうと思います。