更新が遅くなりました。
ブログで一通り展示作品のご紹介を終えるとホッとしてしまう部分もありますし、なんといっても、毎日少しづつ各お客様がお顔をお見せくださるのが嬉しく一日があっという間に過ぎます。
展覧会のご案内を差し上げたのがお正月間もない頃でしたので、この会期のことをお忘れになられる方もいらして当然!と思っておりましたが、昨日は「急だけれど伺っていいですか?近くにいるので」とおっしゃってくださるお客様のご来店が続き、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この地域では「寒い、寒い!」と厚着をしていれば何とかなりますが、寒波の影響で雪の多い地域にお住いの皆さんは大変なご苦労をされていると思います。
人の生活には必ず「絵どころじゃない」という局面が幾度も訪れますので、この福井の作品たちをお近くのみなさま、またブログをご覧くださる皆さまとともに色々な祈りをこめて静かに鑑賞したいと思っています。
また福井良之助の作品というのは、まさにそういう作品だとこの数日で強く実感しています。
2月第二週の週末。
今日とても美しく感じられた作品達を少しご紹介させていただこうと思います。
雪景色の作品にはチークの額がよく似合っていてとても素敵だと思うのですが、10号サイズですと額によってかなり重いものがあり、どうしても「私でも壁に掛けられるもの」という物理的な選択、そして、そのなかでも作品の密度、好みなどから考えると~今一番好きな作品はこの2点かなと思っています。
(実作品の色調は額の部分を除きトリミングした画像が一番近くなります)
3号「暗い日」はより写実的で、その写実の中に垣間見える「情緒」が何とも心に響き、いつまでも残像の残る作品です。その趣は10号の作品並といえるように感じます。
6号の「雪景」はとても丁寧に描かれている作品で、しかも今回の展示作品のなかでは一番「お洒落」に感じられています。忘れがちですが、福井の作品は実にオシャレであることも今回再確認させていただきました。
柿は以前にもご紹介いたしましたが、図書室に飾ってみると、先日の水色の他に多くのピンク色がみえてきて、更に魅力的に感じられました。
「ゼンマイ仕掛けの時計が動き出した」そんな印象の強い作品です。
福井はいままで展覧会でご紹介させていただいた画家のなかで最も「見せない」作品たちを生んでいたのかなと思いはじめています。見せないというのは「一見」ではわからないという意味です。
そのあたりのことを福井と親交のあった浅井勘右衛門が面白く語っているので、次回以降その文章をご紹介させていただこうと思っています。
ゆっくりとしか見えてこないわたしでも、この3週間ほどで福井の作品達がとても愛おしく感じらるようになりした。おそらく、来週あたり、つまり作品と出会って一か月過ぎたころから激流のごとく作品たちが私の目の中に飛び込んでくるのだと思います。その時を更に楽しみにしたいと思っています。