つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

鏑木清方 

2022年07月01日 | 鏑木清方
鏑木清方の作品「奴凧」は、なにげない作品ではありますが、とても品よく、可愛らしく、多分こうした作品こそ清方しか描けないのではないかと思えます。






松園では、少し古めかしい。

深水では、少し重い。

小坡では、少し淡い。

契月では、少し大人びてしまう。

そんなところではないでしょうか?


清方の美人図は要らないけれど、この作品なら「飾れる」そう思ってくださる女性も多い気が致します。








利行、藤島の壁と青樹、清方の壁は向かい合っています。


違った趣をお楽しみいただければと思います。


鏑木清方 額 色紙大 奴凧 紙本・彩色 
S31年第二回東西大家日本画小品展出品作 画集掲載
660,000



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