つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

今週の〜わたし

2024年12月03日 | 佐橋美術店の展示・展覧会
ブログを更新できない間もいつもの通り、たくさんの皆さんにここにお立ち寄りいただいているようです。

と言いますか、ブログを書いて10年以上経ちますと、ネット上の色々なところに小さな足跡のようなものが残り、手拭いとか高村光太郎の本とかそういうワードの検索でこのブログを覗いてくださる方が増えるということが必然として起こるのですね。

ただ、その大勢の皆さんのなかに時々数人の方が毎日のようにここにアクセスしてくださるようになっているのも事実で、とても嬉しく思い、私はそれを頼りに、特にコロナ感染問題以降の色々な日々を過ごさせていただいています。


山口薫展を終えた今週は、まず店内の作品のかけ替えを半日がかりで済ませ、会期中にできなかった会社としての提出物の作成やぐちゃぐちゃに散らかった事務所の整理などをして過ごしています。

例えば、お軸作品の軸先に使われている象牙について、国際取引法の観点から1年間の増減について、つまりお軸作品の増減について
経済産業省や環境省が設置する機関に届出をしなくてはいけないとか〜今まで佐橋に任せていた仕事も自分でしなくてはいけなくなりました。佐橋は資料的なものを整理して残すタイプではないので、訳もわからず昨年の届出を放っておくと、さすがに国の機関ですね、期限を大分過ぎた頃に提出催促の連絡が入りました。

その催促にも税金が使われているのかと思ったので、今年は何とか期限内に済ませようと思っていたのですが💦やっぱりギリギリになってしまいました。


とブログ更新ができなかった言い訳をしましたが、おかげさまで元気にしておりますので、掛け替え後の店内の様子を少しご覧いただきますね。






先日の富岡鉄斎展に感動した際、ふと「山口薫作品と冨田渓仙の作品を並べてみるとどうかな?」と考えました。案外似合うのではないかと。。

ですから山口薫展の後は、ぜひそれを実行してみようと思っていました。








皆様はどうお感じなられるでしょうか?

私としてはバッチリ!!だったのです。

山口薫は間違いなく渓仙のレベルまで到達しているし、渓仙の滑稽は薫の涙だと感じられます。

そして、その「優しさ」の共通点はお互いを刺激して、一つの愛の空間を作り上げてくれているようです。

大袈裟かしら?

それにしても?ということは?やはり冨岡渓仙の作品は大変お値打ちということになります。

この価格差は、洋画と日本画の違い、軸と額の違いだけの問題ではなく、この100年余りの「人の感度」の違いによって生まれているような気がします。






少しづつ店内をクリスマスモード、年末モードに切り替えています。

またご紹介いたしますね。

よろしければ、いつでもどうぞお遊びにいらしてください。




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