新しく入手いたしました牛島作品は、サムホールの小品、「初日」です。
詳細はわかりませんが、おそらく1970年代の制作作品かと思われます。
どのように撮影をしても、この作品の色彩の美しさをお伝えできませんので、入手後今まで
ご紹介をさせていただきませんでした。
25日からの当店の展覧会で、ぜひ皆様にごゆっくりご鑑賞いただければと思っております。
現在、ご覧いただいておりますのが、この作品の元々の額で裏に牛島の共シールが貼り込まれています。
お好みによって、新しい牛島額も用意させていただいております。
今のところ、私共は元々の古い額の方が良いように感じています。
牛島憲之 キャンバス 油彩 SM 「初日」 共シール
キャンバス裏に画家サイン、タイトル有
昨年ポーラで坂本繁二郎を見た時も、感動しました。
通称「牛島額」は、絵と同じような色調で、それでいてよく合っていると不思議に思っていました。
考案した人のセンスには脱帽です。
ブログ記事を読んでいって
最初の額が私たちはいい てあり
アレッ??でした
また見せてくださいね
古い額の方が良い!と書いても、説得力がないなぁと思っていました。
額に「あ!牛島だ」という先入観が生まれ、作品自体をよく見ようという気が削がれる要素も
多いと思うのですね。
牛島の本質って何?この作品は、そういった素朴な疑問にも応えてくれる
気がしています。
牛島の中でも優劣があるわけで、その見極めが大事なのですが、その判断(見方)は「個人による」と考えていました。
しかし最近では、やはり優れた作品は多くの共感を得るものではないかと思っております。
時代を超えて多くの共感を得るという名品は、本当にごく一部ですね。
結局、それは画家の精神性に由来するものではないか?とこの頃強く感じます。
宋元画は、やはりそういった意味でも「頂点」にあり、近代日本の洋画家も日本画家も
かなり影響を受けていると思います。