楽しみにしていた応挙展に出かけて参りました。
日曜日ということで混雑を覚悟していましたが、
閉館間際(18時閉館、金曜は20時閉館 入場は閉館30分前)
の入場でしたので思っていたより作品をゆっくり鑑賞できました。
国宝 雪松図屏風(一部分、一番上の画像)
大乗寺客殿の再現など見どころいっぱいの素晴らしい展覧会ですので
春休みということもあり、きっと多くの皆さんが来場されることでしょう。
応挙は「描写」の画家だろうと思います。
中国、西洋のさまざまな画法を吸収し、人物には物語を、動物には生き生きとした佇まいを、
そして風景にはパノラマ写真をみているような醍醐味を与え、見る者を圧倒します。
画家としての実力はやはり第一級だと実感します。
色彩感覚も素晴らしく、特に金地に緑青で描く応挙の芭蕉の葉に私は目を奪われました。
応挙に関する資料は想像以上に多く残されていることもわかりました。
東京国立博物館蔵の写生帳には多くの昆虫が緻密に描かれています。
あまり生き物を飼ったことはないのですが、恐ろしいことに・・
かたつむりを4~5年間子供と飼育したことがあり、その生態をかなり詳しく観察していた自信がありますので
この応挙のカタツムリのスケッチにはびっくり致しました。
一番下のこれから頭を出そうとしているカタツムリは特にすばらしいと思います。
と
なにに感動したのか?かなり横道にそれたような気がいたしますので・・
今回はこのあたりまでに致します。
みなさま是非 応挙展にお出かけくださいませ。
円山応挙展 江戸時代絵画 真の実力者 愛知県美術館 4月14日まで