とうとうクリスマスイブ🎄を迎えました。
今年、いままでで一番早く1年が過ぎていった気がするのは、平穏に暮らせた証拠?邪念にとらわれて「その瞬間瞬間」を生きられなかった証拠?単に歳をとった証拠?
いずれも正解のようでいて、なんとなくピン!とこないところにこの一年の私の生活の真実が隠されているようにも思います。
「自分とのつきあい」も長くなると、自分の本音にうすうす気づきながら、なんとな~くそれをスルーする、誤魔化して過ごす術を身に着けてしまっているということがありますね。
だからといって、後悔や反省さえも「うっとうしい」
それならば!!「今年が早く過ぎたのは、ずっと暑くて夏が長すぎた~せい~」にしておこうと結論づけました。
さて、そんな一年の佐橋美術店、最後の一週は店の展示をこんな感じにまとめさせていただきました。
まず応接間からです。
少しお正月らしさを加えたいと思い、堂本印象のお軸と向吉さんの木彫を飾らせていただきました。
旭日をお正月にお床に飾るのが当たり前でなくなってしまって何年ぐらいが経っているのでしょうか?20年~30年?
けれど、すこし時代がUターンを始めているような気もして、キラキラ✨の堂本印象の旭日がこのお部屋にしっくりと落ち着いて見えています。
京都の町が外国の方達に占領されているようならば、せめて京都画壇の作品たちに「京都を旅する気分」を味わわせてもらおうと思います。
一見静かな堂本印象の作品のなかに潜む、かすかな「ゆらぎ」を感じることができるようになれば、あまり自分や他人を責めなくてもよくなるように感じています。それは、案外タフな精神性であるようにも思えるのです。
堂本印象 軸 「旭光新輝」 紙本・彩色 48×58㎝ ☆彡
向吉悠睦 木彫 「西陣」 ☆
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