つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

名古屋城

2024年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム
先週、久しぶりにお能でも見ようかとパンフレットをいただきに、名古屋城近くの能楽堂まで自宅から歩いて出かけました。

久しぶりのお散歩です。

残念ながら、お能も狂言も近くの公演はないようでしたが、「歩く」こと自体がとても良い気分転換になりました。

名古屋城は、ちっとも変わらずそこにありました。



新装オープンを楽しみにしているお堀端の名古屋キャッスルホテルの建て替え工事は、びっくりするほど進んでいました。

桜が咲き始めれば、この辺りはお花見の人々で賑わうでしょう。

今年の桜を見るのはどちらかというと少し憂鬱ですが、熊谷守一が言っていたように「西洋種に比べて日本の花はパッと咲いて潔く散るのが魅力」その時間の流れを信じていたいと思います。

お散歩は続けたいと思いますが、出不精の私は一歩家を飛び出すまでが大変です。
まず目の前にお食事か?お買い物か?人参をぶら下げることから始めようと思います🥕




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宣伝です!

2024年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム
すみません🙇‍♀️宣伝です🧑‍🏫

小学校教諭の息子の2冊目の本が明治図書さんから出版されました。

お近くに同じ仕事をされていらっしゃる方がいらしたら、ご紹介いただけたらと存じます。

丁度、昨年この本の執筆中に主人が旅立ちました。

家族それぞれの9ヶ月でした。




まえがきより

誰かと分かり合えた嬉しさ。同じ気持ちを共有できる喜び。心の穴を埋めてくれるような温もりや,一人では知る由もなかった新たな気付き。他者とのつながりは,私たちにかけがえのないものをたくさんもたらしてくれます。6月に閣議決定された教育振興基本計画に「人とのつながり・関係性に基づく要素が人々のウェルビーイングにとって重要な意味を有している」と示されているように,つながりは幸せに欠かせないものだと思うのです。



選んだ仕事は違っても、目指したいものは同じ。
そう思っています。



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お客様のコレクション

2024年03月01日 | 絵画鑑賞
画像をお分けいただいたのは、二月も半ばのことでしたのに、鳥海展のことがあり、皆様にご紹介させていただくのがすっかり遅くなってしまいました。

金山平三作品をさっそく旧正月の時期(1月下旬から2月半ばまで)に、お客様がご自分のお店にお飾りくださいました。



当店で作品をご覧になりお求めいただいてから、初めてこの場所に作品をお飾りくださると、作品の世界がぐんと広がり、「迫力」をお感じいただけたとお伝えくださいました。

金山の作品は決して見る者の邪魔をしようとはしませんが、いざ「その場」「舞台」を与えられますと、絵画の世界、異次元の世界を惜しげもなく、思い切りよく表現してくれるのが何よりの魅力です。

下にお飾りいただいている緑色のお面は、京都嵯峨の嵯峨面という伝統工芸品だそうです。よく拝見すると今年の干支の辰🐲のお顔が描かれていますね。

江戸末期、厄除けや魔除けのお守りとして嵯峨の社寺で分け与えられたという嵯峨面。時代の変遷の中でいつしか姿を消していったが、近年復活させた。石膏で取ったひな型に和紙を張り重ね、下塗りした面に色絵具を何回も塗り重ね、彩色している。




 
この作品を入手できた時の佐橋の喜びようと私自身の感動を忘れる事はありません。
金山をあまりご存知でないお客様が、「えい」と踏み込んでお求めいただいた雪の作品に現在ご満足いただけていることを知れば、佐橋もとても喜んでくれるだろうと思います。

今年は実際に拝見する機会を逃してしまいましたが、来年はぜひお店に伺って作品を拝見したいと思っています。

冬が終わっていきますね。2月はあっという間に過ぎてしまいましたので、今月は少しづつ「春」を感じてゆけたらと思っています。




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