苦しいときも新規事業の種を絶やさないこと！

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【教訓】

どんなに業績が悪いときでも新しい事業の種を絶対に絶やさなかったのが、B工業だ。家庭用ミシンの老舗だが、ミシンの売上は今や5％しかない。もし新規事業に挑戦しなければとっくに消滅していたはずだ。

　　　　　　　　　～目標＜その１０＞～

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【本文】

■苦しいときも新規事業の種を絶やさないこと！■

ずいぶん昔になるが、リッカーと言う老舗のミシンメーカーは粉飾決算の末倒産した。

Jと言うミシンメーカーは、生き残っているが、業績はあまりパッとしない。

家庭用ミシンが嫁入り道具から消えて久しいが、前述の2社は新規事業の取り込みが遅れてしまったようだ。

既製服が安く買える時代になり、洋裁や和裁を身に付ける必要性が失われたのだ。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

B工業は新規事業を取り込むことを目標に、ミシンの衰退を読んでタイプライターに参入し、次に家電品に挑戦した。

さらに事務機分野に参入し、中小企業向け複合事務機では不動の地位を築いた。

通信カラオケシステムでは第二位のシェアを確保しているようだ。

どんなに業績の悪いときでも新しい事業の種は、絶対に絶やさないのがB工業流DNAだ。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝



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女性客3割獲得作戦に成功した「Work Man」！

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【はじめに】

業種業態を問わず、女性客を増やす戦略に成功すれば全体のお客様は30％以上も増える。女性客に引きずられて男性客が増えるからだ。特に飲食店ではその傾向が強いが、職人用の軍手や作業着の「Work Man」では女性客3割獲得作戦に成功し、成長を続けている。

　　　　　　　　　～顧客開拓＜その１０＞～

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【本文】

■女性客3割獲得作戦に成功した「Work Man」！■

飲食店の浮き沈みは激しい。

しばらく振りに近くを通るとお店の看板が変わっていることはよくある話だ。

撤退するか倒産して別のお店が入ったようだ。

一方、繁盛している飲食店は女性のお客様が約半数を占めるから、引きずられるように男性のお客様が増える構図になっている。

そのためには化粧室(トイレ)を一流ホテル並みに豪華にリホームし、メニューにも女性好みのサラダの充実やスイーツ、ワインなども取り揃える必要がある。

職人用の軍手や作業着で伸びてきた「Work Man」は女性客3割獲得に成功し、飛ぶ鳥を落とす勢いが続いている。

そのために若い女性社員を採用し、商品開発に彼女たちの意見を反映し、女性好みのブルゾンやファッション感覚の普段着、履物などを取り揃えるようにした。

男性客ばかりのお店に花が咲いたように三世代の家族連れが増え、増収増益が続いている。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝



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