あるきメデス

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東京・西新宿での「生誕140年 吉田博展」へ

2017-08-24 22:19:44 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2017年8月23日(水)

 東京都心でも真夏日になりそうとの予報が出ていた今日ですが、会期の残りが少なくな
ったので「生誕140年 吉田博展」の観賞に出かけました。

 会場は、JRや小田急線の新宿駅西口に近い、超高層ビルの損保ジャパン日本興亜美術
館です。
     


 
 ビル入り口の階段横には、小さな花がたくさん咲いていました。


 美術館専用のエレベーターで42階まで上がります。会場に入る前に、東側の窓から眼
下に新宿駅や、その向こうの新宿御苑の森、さらに東京タワーや東京スカイツリーなどを
眺めました。

      道路を挟んで新宿駅寄りのコクーンタワー
     

 新宿駅周辺


 新宿御苑方面




                    東京タワー(333m)
        

       暑さに霞む東京スカイツリー(634m)


     「生誕140年 吉田博展」のリーフレット
     

 吉田博(1876~1950)は、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍
した人で、生誕140年を記念する回顧展です。

 福岡県久留米市に生まれ、10代半ばで画才を見込まれ上京して洋画塾に入門し、仲間
から「絵の鬼」と呼ばれるほど鍛練を積み、1899年にアメリカに渡り数々の作品展で
水彩画の技術と質の高さが絶賛されたとか。
 
 その後も欧米を中心に渡航を重ね、国内や世界各地の風景に取材した油彩画や木版画を
発表し、太平洋画会と官展を舞台に活躍活動を続けたようです。

 自然美をうたい多彩な風景を描いた吉田博は、毎年のように日本アルプスに登るなど、
とりわけ高山を愛して題材とする山岳画家としても知られました。

 会場では、水彩、油彩、木版へと展開させていった明治20年代(1887)の初期か
ら晩年の昭和22年(1947)までの作品181点が展示されており、国内では日本ア
ルプスを初め、東京や関東近辺、信州、富士山ほか、海外ではアメリカ、ヨーロッパ各国、
東南アジアや中国など、さらに第二次大戦中の従軍期の作品もあり、知られた地域だけで
なく今は消えてしまった貴重な風景や風俗なども描かれており、多彩な風景画を観覧でき
ました。

 会場内は撮影禁止なので、リーフレット裏面に掲載されていた数枚の絵を紹介します。

     「雲海に入る日」油彩
    

                 「日本アルプス十二題 剣山の朝」木版 
                

     「渓流」木版
    

          「印度と東南アジア フワテプールシクリ」木版       
           

                 「瀬戸内海 帆船 朝」木版     
                 

           「穂高山」カンバス      
          

      「冬木立」水彩
     

             「ヴェニスの運河」油彩
            

 1時間前後ゆっくりと観覧して会場を後にしました。下った1階ロビーはゆったりとし
た休憩コーナーになっていて、中央の柱のところのスライドでは、吉田博の木版画につい
ての紹介をしていました。




 ビルを出ると周辺は西新宿の超高層ビル街なので、それらのビルが自然に目に入ります。

                               東京都庁

     



 新宿駅西口に戻って地下街で昼食後、東口に抜けて紀伊國屋書店に入り、地形図を2枚
購入しました。


 銀座や八重洲方面にも行こうかと考えていたのですが猛暑なので止め、西武新宿駅から
14時過ぎの電車で帰路につきました。





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コメント
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